ヨガとストレッチは目的が違う

ヨガの最終的な目的は「瞑想」と言われています。呼吸法とポーズの組み合わせによってリラックス効果を高め、精神の安定を目指します。

これに対し、ストレッチは基本的に「柔軟性を高めるため」に行います。

ストレッチには、動く前に筋肉や関節の動きをスムーズにしてケガを予防する「動的ストレッチ」と、動いた後に筋肉をほぐしクールダウンや疲労回復を促す「静的ストレッチ」があります。

どちらも筋肉の緊張を解いて、関節の可動域を広げる狙いがあります。

心身へ期待されている効果の違い

ヨガは瞑想を通して「自分の内面へ意識を向けられるようになり、ストレスが軽減」すると言われています。ヨガによって体感を鍛えることで正しい姿勢を維持できる身体になり、深い瞑想が出来ると考えられています。

これに対しストレッチで期待される効果は「スポーツのパフォーマンスや日常生活における動作が改善」することです。筋肉の血行が良くなり、関節の可動域が広がることより動きがスムーズになると言われています。

起源の違い

ヨガの起源については諸説ありますが、紀元前2500年~1800年のインダス文明にあると言われています。インダス河における文明の移り変わりが激しい時代に、精神を安定させる方法として「ヨガ」が発展していったと言われています。その後12〜13世紀頃にポーズと呼吸法を融合させたハタヨガが誕生。

ハタヨガから派生したさまざまな流派が生まれ、心身の健康を保つ方法の1つとして世界中で取り組まれています。

これに対しストレッチが注目され始めたのは、1960年頃。ボブ・アンダーソン著の「STRETCHING」をきっかけに、ストレッチが世の中へ広がり始め、その後も研究対象として深められスポーツの世界を中心に浸透していきたと言われています。

やり方の違い

ヨガには複数の流派が存在し、ポーズや呼吸法のやり方も様々。一方でストレッチには、ヨガのような流派といった系統的なものが存在しません。

ある程度のレベルを習得するまで一定期間を要するヨガとは異なり、ストレッチは1度やり方を学ぶことで手軽に出来るものが多いです。

ストレッチはやり方がシンプルですぐに習慣化しやすい上に、ヨガほどスペースを必要としなく、ちょっとしたスペースでも出来るものもあります。例えば、会社で一息ついた時や電車の待ち時間などに、腕を上に伸ばしたり足首を回したりするのも立派なストレッチだといえます。

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