アイソトニックの特徴

スポーツドリンクはどれも同じ?じゃないですよ

アイソトニックは等張性という意味を持つ単語です。
栄養学では体液と同じ浸透圧を持つ電解質という意味になります。

体の水分にはイオンと呼ばれる電解質が含まれており、体を作り、体を動かす体液となります。
主にナトリウムやカリウムのことで血液や体に存在しています。

発汗や排尿、排便で体外に排出されますので短時間で急速に失われた水分を補給するのに役立ちます。
浸透圧が体内と同等なので水分の補給が迅速に達成されるため、疲労回復に役立つため激しい試合の後に補給するのがよいでしょう。

普段の練習の後やちょっとした疲れにはアイソトニック飲料を薄めて飲むか、ミネラルウオーターと一緒に飲むのがおすすめです。
なぜなら、糖質が8パーセントほど含まれていますので糖分が多すぎるからです。
運動中に飲んでもほとんど吸収されないので、運動前に飲むことが必要です。

ハイポトニックの特徴

ハイポトニックのほうが専門のスポーツドリンクっぽい?

ハイポトニックは体液や血液よりも低い浸透圧になっています。
糖分2.5パーセントと甘さを抑えているのも特徴です。体に吸収されやすいので運動中の水分補給に最適です。
運動時には体内の浸透圧が下がるので浸透圧の低いハイポトニックが適しているのです。
素早く体内に吸収され、水のように体外にすぐに排出されることがないバランスのとれた飲料です。

味が薄く、水に軽く味をつけたような飲料でミネラル分なども同時に補給することができます。
体の深部体温の上昇を抑制する働きもあり、熱中症対策にも効果があります。

水に対して塩分は0.2パーセント、砂糖は3パーセント程度にすれば自分でハイポトニック飲料を作ることもできます
。犬猫用の熱中症対策のドリンクとしても利用されています。少量ずつ摂取しても体内に素早く吸収されます。

それぞれの効果と比較

汗が出ている時にはハイポトニックと覚える

ハイポトニックとアイソトニックは似ているのでどちらがよいのかわかりにくいですし、比較して効果を試すようなものではなく、全く利用方法が違う飲料になります。

いつどんな時にどちらを飲めばいいのかは汗がでているかどうかで判断できます。
発熱、スポーツの最中、熱中症など体温が上がり呼吸が厳しくなっている時に飲むのがハイポトニックです。
薬を飲むときに嚥下役として活躍するのもハイポトニックです。

糖分が多いほうがアイソトニックですので、試合後の疲れた体に、急速に水分を失った体にスピード水分補給をしたいときにおすすめなのがアイソトニックです。
普段飲むドリンクとしては甘すぎですのでミネラルウオーターと一緒に飲むか、薄めて飲んだほうが体の負担にならずにすみます。
アイソトニックのほうが昔から販売されているおなじみの商品が多いので、区別しやすいともいえます。

関連するまとめ

自家製スポーツドリンクの作り方

春の季節を迎えて気温が上がることによって、これまで寒くて出来なかった野外でのウォーキングやランニングそしてサ…

無糖のスポーツドリンク・ミネラル入りむぎ茶の効果

近年の健康意識の高まりや高齢化による健康寿命への関心により、スポーツ人工は増加傾向にあります。そんなスポーツ…

スポーツドリンクに含まれる成分比較その③

スポーツドリンクに含まれる成分比較、今回はその3です。 体つくりや筋力アップはもちろん、日々の生活や健康維…

関連するキーワード