空腹時にトレーニング効果はあるの?
筋肉は、何もしていない状態でもエネルギーを消費する部位です。内臓よりもエネルギー消費量が多く、筋肉が増えれば、その分エネルギー消費量も増えます
はじめに
みなさんはどのタイミングで筋トレを行っていますか。
しっかり食事をしてからトレーニングを行う方もいれば、
食事を摂らず、空腹の状態でトレーニングをされる方。
どの状態で筋トレすればいいのでしょうか。
今回はどのタイミングで食事をすればいいのか紹介したいと思います。
空腹の筋トレ
■空腹状態ではエネルギーが不足している状態ともいえます。
充分に体を動かすことができず、パフォーマンスが低下してしまいます。
筋トレをしていてもしっかり体を動かすことができず、効率的なトレーニングができなくなります。
■筋肉のエネルギーになるのは糖質です。
体の中に糖質が少ないまま筋トレをすると、筋肉を効率的に鍛えられなくなります。
糖質が少ないまま筋トレを続けていると、筋肉はタンパク質からエネルギーを摂取しようとします。
タンパク質は筋肉を作るために必要な栄養素ですが、鍛えているそばから消費されてしまうことになります。
筋トレをがんばっているのに筋肉が分解されてしまい、筋肉が減ってしまいます。
■空腹時の糖質が不足した状態では、頭がぼーっとする、集中力が低下するというデメリットがあります。
そのため、空腹時に筋トレをしてもトレーニングに集中できません。
時間がかかるばかりで筋肉にアプローチするトレーニングができないため、空腹時の筋トレは効率が悪いと言われています。
また、集中力がない状態で適当に筋トレをすると、思わぬけが、事故につながる可能性もあります。
満腹時の筋トレ
満腹時の筋トレは、消化不良を起こす原因になります。
消化活動にはエネルギーが必要ですが、満腹時に筋トレをすることでエネルギーが筋肉に流れます。
そのため消化を充分におこなうことができません。
食事から摂取した栄養素もしっかり取り入れることができず、筋肉の修復もしにくくなってしまいます。
また、満腹時は副交感神経が優位になります。
このときは体がリラックスしており、休息モードに切り替わります。
筋肉の本来の力を発揮しにくくなり、筋トレの効果も弱まってしまいます。
ベストなタイミングは?
筋トレを行う適切なタイミングは食後です。体内にあるエネルギーを最大限に活かしながら、効率よく筋トレを行いましょう。
とはいえ、食後すぐの筋トレは逆効果です。体内のエネルギーを効率よく筋肉に使うためにも、血液が消化吸収に使われるタイミングで筋トレを行うことは避けてください。
食後は副交感神経が優位となり、時間が経つにつれて交感神経が活発的になります。しかし、食後から筋トレまでの時間が空きすぎると、体内のエネルギーが不足し始め、筋トレの効果が薄くなってしまいます。そのため、消化が完了する「食後2~3時間」が、筋トレを行うベストなタイミングといえます。
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