コレステロールのバランスを改善するには

悪玉コレステロールとも言われるLDLコレステロールや善玉コレステロールとも言われるHDLコレステロールのバランスが崩れた状態が続くと様々な疾患リスクがあります。

コレステロールのバランスが崩れた状態を改善するには正しい食生活を送ることが最も重要で、“三食バランスよく食べる”“夜食や間食を控える”“飲酒は控えるか適量にとどめる”、これを守るだけでも、血液中のLDLコレステロール値や、HDLコレステロール値の改善が期待できます。

LDLコレステロール値を下げるには一日の食事を適正量にしたうえで、食品から摂取するコレステロール量を減らしましょう。

“野菜”の摂取量を増やそう!

コレステロールは動物の体内に多く存在し、植物にはほとんど含まれていないため、植物性の食品、特に“野菜”を食べる量を増やすことが効果的です。

野菜には、ビタミンミネラルはもちろん食物繊維も多く含まれます。食物繊維は胃や腸内をゆっくり移動しながら、コレステロールや中性脂肪を包み込み体外へ排出する働きがあります。なかでも、ゴボウやレンコン、きのこや海藻類は噛みごたえがあり満腹中枢を刺激することで食べ過ぎを防ぐことができるため積極的に食べたい食品です。

毎日の食事に“大豆製品”を取り入れよう!

植物性たんぱく質の豊富な“大豆製品”にも、LDL(悪玉)コレステロールが体内に吸収されるのを抑える働きがあります。

大豆には緩やかですがLDLコレステロール値を下げる効果もあるので、豆腐や納豆など様々なバリエーションで毎日の食事に取り入れるようにしましょう。

肉食中心にせず、“魚”もしっかり食べよう!

“魚”の脂肪にはEPAやDHAが多く含まれ、これらは血液中のコレステロールや中性脂肪を減らし、血液をサラサラにしてくれる効果があります。EPAやDHAはマグロやサンマ、イワシといった青魚の頭の部分や、目の後ろの脂身に特に多い脂肪酸と呼ばれる成分です。

食事で肉類をよく食べる方は肉を少し減らして、その分を大豆製品や魚のメニューに変えてたんぱく質を補うようにしましょう。また、肉類を食べる際は脂身を避け、コレステロールが少なめの赤身が良いでしょう。

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