そもそもたんぱく質とは?

たんぱく質はアミノ酸によって構成される栄養素です。
糖質(炭水化物)・脂質とともに三大栄養素の一つといわれています。

筋肉や臓器、肌、爪、髪の毛等、人間の体をつくる材料になったり、酵素やホルモン、抗体を作り出して体の機能を調整する役割もあります。さらには糖質・脂質のようなエネルギー源としての役割も果たしているので、健康的な体づくりには欠かせない栄養素です。
また、たんぱく質には「動物性たんぱく質」と「植物性たんぱく質」の2種類があります。
動物性たんぱく質は、肉類・魚介類・乳製品・卵類などに多く含まれていて、植物性たんぱく質は穀物類・豆類などに多く含まれています。
動物性たんぱく質と植物性たんぱく質とでは必須アミノ酸の種類が異なるため、どちらか片方だけを摂取するのではなく、両方ともバランスよく摂取することが大切です。

たんぱく質を上手に摂ってダイエット!

ただ単に、たんぱく質を摂ればいいというものではりません。
1日に必要なタンパク質の量の目安としては、男性でも女性でも体重60kgで60gほ、50kgの場合は約50gといったように体重1kgに対して1gです。
しかし、普段の活動量によって変わってくるので、普段運動の習慣がなければ体重1kgに対して0.8g〜1.1g、仕事でよく動いたり、運動(筋力トレーニングやランニングなど)の習慣があれば1.2g〜1.4gを当てはめるといいとされています。

そして、たんぱく質の効果を最大限に活かすためには運動は切り離せません。
適切な量のタンパク質を食べて運動をすることで、筋肉が作られます。筋肉が増えることで基礎代謝が上がるので、いわゆる「燃えやすい体」になるのです。
つまり、たんぱく質を意識的に摂りつつ、運動を一緒に行うことで、痩せやすくリバウンドしにくい体を手に入れることができます。

また、一度に体内に吸収できるたんぱく質の量には限度があり、余分なたんぱく質は体外に排出されるか、脂肪として蓄えられるため、こまめに摂取するのがおすすめです。

たんぱく質にはこんな効果も!

たんぱく質は、筋肉・臓器・肌・爪・髪の毛等を作る材料になります。
臓器や肌、爪、髪の毛等もたんぱく質から作られるため、「髪の毛がパサついている」「肌荒れや乾燥に悩んでいる」等、体の不調が気になる場合には、たんぱく質不足が原因かもしれません。

その他にも、たんぱく質には集中力を上げる効果もあるといわれています。
たんぱく質を構成しているアミノ酸から、神経伝達物質(ドーパミンやセロトニン)が作り出されることで、モチベーションや集中力を維持することができます。ドーパミンは、モチベーションや喜び、快楽をもたらす物質で、セロトニンはストレスをやわらげ脳の働きを活発にする物質です。
そのため、たんぱく質が不足すると、ドーパミンやセロトニンを十分に作れず集中力が低下しやすくなるほか、心身の不調にもつながるおそれがあります。

ダイエットだけではなく、毎日健康に過ごすためにも、意識的にたんぱく質をしっかりと摂取し、適度な運動をすることが大切です。
家の中でできる筋トレやエクササイズを取り入れてみるのもいいかもしれません。

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