たくさん寝たはずなのに、なんで月曜の朝からこんなに体が重たく感じるのだろう。仕事が全く手につかないなんて経験はないですか?眠っても取れない疲労感に悩まされている方はぜひ参考にしてみてください。

疲労の原因とは

運動による疲労は、これまで筋肉や内臓系の疲弊だと思われてきましたが、実はそれらの影響というのは少ないのです。運動中に呼吸や心拍、血圧、そして体温など身体の安定性を保つため、休まず調整を行っている自律神経中枢の疲労であることが分かったそうです。実際、3キロ走るだけでも真夏の炎天下と気候が穏やかなときでは、運動量は同じなのに疲労度は全く違いますよね。ウエイトトレーニングとか、ボクシングや登山など筋肉を痛めつけるような特殊な運動をしない限りは、私たちに日常生活で起こる過労はほぼ自律神経の疲労と思っていいようです。仕事で行き詰まったり人間関係でストレスにさらされるときも、交感神経が高ぶってイライラするため自律神経に負担がかかります。では、自律神経に疲れがたまると、具体的にどのような症状が起こるのでしょうか?
自律神経に疲れがたまると、体を安定させることができなくなります。頭が重くなる、ろれつが回らない、音が聞き取りづらい、さらには体のバランスが保ちづらくなり、汗をコントロールできなくなるなどの問題が起こります。他には自律神経が正常でないと睡眠のリズムが作れなくなり、疲れを取りたくても自律神経が回復せずにどんどん疲労がたまるという悪循環を起こしてしまいます。それ以上に恐ろしいのが、自律神経が疲れすぎると血圧が上がって脳卒中を起こしたり、心拍のコントロールを失って心筋梗塞などが起こりやすくなること。これが過労死を招く原因になるそうです。

鳥の胸肉がいいそうです

疲労を解消するには疲労を起こしにくくするか、起こった疲労を早期に回復するという、2つの方法があります。少しでも疲労を抑制するには鶏の胸肉、カツオ、マグロに含まれているイミダペプチドという成分を摂取するのがオススメです。これには脳の自律神経の中枢に働きかけ、神経細胞の疲れを防いでくれる働きがあるのです。イミダペプチドの摂取量の目安は1日あたり200mg。鶏の胸肉、マグロ、カツオのいずれかを100g摂っていただけばOKです。最近はどこのコンビニでもサラダチキンという商品が惣菜コーナーに陳列されていますよね、それで摂るのもいいでしょう。ただ、1週間から2週間ほど続ける必要があるので、食事から摂取できないときはイミダペプチドのサプリメントを利用してもいいようです。
疲労の早期回復にはやっぱり睡眠が何より大事だそうです。睡眠中に寝汗をかくのは自律神経が休んでいない証拠。自分にとって最も快適な室温を保つことが重要です。夏だったら温度設定をしてエアコンをつけたままにして寝たり、冬は乾燥に注意して暖房をつけ、足元を暖かくして休むことをおすすめします。良質な睡眠を得るために、寝つきが悪い人は夜は蛍光灯のような明るい光ではなく間接照明を使った部屋で過ごし、寝る1時間前はスマホを見ないようにしましょう。お風呂に関しては15分以上漬からないようにすること。長風呂によって汗をかき、余計に疲れをためてしまいます。あと、寝る前にお酒を飲む方がいますが、寝入りは良くても睡眠の質が落ちるので、いいとはいえません。

仮眠をとって、仕事中でも疲労を解消

20代は自律神経の回復が早い分、疲労が見えないことが多いそう。しかし、疲労を回復させないまま無理を続けていると、突然うつ状態になって部屋から出れなくなり、引きこもるケースがあるようです。自律神経は人といる緊張状態で疲れるため、安心できる環境で一人になる時間をつくることが重要なのです。仕事中に疲れを感じたときは、伏せ寝でも良いので20分ほど仮眠する。それによって疲労を解消し、仕事の効率も上がるそうです。
これは私も実際にやった事があるのですがパフォーマンスが違くなるのでおすすめです。

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