ローヤルゼリーは高級なハチミツと思っている人もいるかもしれません。
しかし、ローヤルゼリーはハチミツとは全く別の特別なもので、驚くほどに強い元気パワーが備わっています。それでは、ローヤルゼリーのパワーとはどんなものでしょうか。

ローヤルゼリーとは

ローヤルゼリーは、働きバチが花粉を一旦食べて吸収した後に分泌されるもので、王台に注がれた乳白色の乳状物です。この物質は王乳とも呼ばれるピリッとしたすっぱい物質で、女王バチのための食べ物となります。女王バチ用の完全栄養食品とされているローヤルゼリーは、働きバチの体内でハチミツにたんぱく質や脂肪酸を加えながら作られています。また、働きバチの中でもローヤルゼリーを作ることができるのは、たんぱく質や脂肪酸を分泌する器官が発達している生後10日以内の若い働きバチだけです。

ミツバチの役割り分担

① 女王バチ
一つの巣に一匹だけ君臨し、主な役割は産卵です。最盛期には1日に1,000個以上もの受精卵を産みます。女王バチは幼虫の頃から、ローヤルゼリーだけを食べて一生を終えます。一つの巣の中に複数の女王蜂の幼虫が存在しますが、一番たくさんローヤルゼリーを食べ、最初に羽化した者だけが、女王バチとして君臨できます。

② 雄バチ
女王バチが大きめの巣房に無精卵を産みつけ、働きバチが世話をすることで雄バチが育ちます。繁殖時期などに交尾のためだけに数百から時には1,000匹以上の雄バチが出現し、交尾が成功すると役目を終え即死します。また交尾ができなかった雄バチは、花蜜が減る秋になると、一家から追放されてしまいます。

③ 働きバチ
働きバチはじつにさまざまな仕事をこなします。
羽化後は羽も短く飛行も出来ないため巣の掃除などを主に行い、花粉を食べてミルクが分泌できるようになると幼虫の世話や、女王バチのためにローヤルゼリーを作ります。羽化後約10日を過ぎると、蜂ろうの分泌が盛んになるため、巣を作るようになります。次に、外勤バチが集めてきたハチミツを受け取り貯蔵する役割となり、蜜を盗みに来たハチや外敵を巣門で見張って撃退をする門番となります。そして羽化からおよそ2週間を過ぎると、外勤バチとして蜜や花粉を集めるために外へ出ます。外勤バチは体重の約半分の重さの花蜜を1度に持ち帰り、これを日に20~30回も繰り返しています。

ローヤルゼリーの成分

ローヤルゼリーだけを生涯食べ続けることで、コロニーに女王として君臨する女王バチ。女王バチの一生を支えるローヤルゼリーにはどのような栄養素が隠れているのでしょうか。ローヤルゼリーにはおおよそですが、水分が65%、タンパク質とアミノ酸が13%、糖質が10%、脂質が約5%、その他成分が約7%含まれているといわれています。タンパク質を構成しているのはアミノ酸ですが、ローヤルゼリーには必須アミノ酸が9種類、アミノ酸が15種類含まれています。また、糖類ではグルコース、フルクトース、スクロース、オリゴ糖を含み、ビタミンでは10種類もの豊富な種類が含まれます。栄養上欠かせないミネラルであるカリウムやリン、マグネシウム、カルシウムの含有量も高く、その他にも鉄や銅、亜鉛なども含まれています。このようにいろいろな栄養素をバランスよく含んだローヤルゼリーはパーフェクトフードと呼ばれています。しかし、ローヤルゼリーには他の物質には存在が認められない特有成分が含まれるなど、現在でもその元気パワーの仕組みが分かっていない部分もあります。

ローヤルゼリーの効用

①老化防止・若返り          
②動脈硬化症
③更年期障害             
④やけど・皮膚炎症治療
⑤自律神経失調症           
⑥美容効果
⑦制ガン作用              
⑧リウマチ・関節炎の改善
など、色々ありますが上記が、品質のよいローヤルゼリーにのみ期待できる効果です。

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