胃腸のサポート

かぶの根は栄養価が高い食材とは言い難いものの、古くから消化を助けてくれる食材としても利用されてました。消化を整えたい時に良いとされる理由としては、消化酵素であるアミラーゼとアブラナ科特有の辛味成分であるイソチオシアネートが含まれていることが挙げられます。アミラーゼはでんぷんの消化を助け胃酸の分泌をコントロールすることで、胃が弱っている時や胃もたれ・胸焼けの改善に役立つと考えられていますよ。

イソチオシアネートにも殺菌・食欲増進・消化促進などの働きが期待されていることから、合わせて胃腸機能が低下している時に取り入れると消化をサポートしてくれると考えられています。古くカブの根は“体を温め冷えによる腹痛を予防・改善させる”と言われており、薬膳料理にとしてや、胃腸の調子が悪い時におろし汁を飲むなど、お腹の調子を整える食材として民間療法の中で活用されてきました。

解毒作用

かぶにはグルコシノレートと呼ばれる含硫化合物が含まれています。
グルコシノレートとは、辛味のもととなる成分で、かぶや大根、キャベツなどアブラナ科の植物に含まれています。
ちなみに、このグルコシノレートという成分はアブラナ科の野菜にしか含まれない成分です。他の野菜では摂取できませんので、貴重な成分ですね。
かぶに含まれているグルコシノレートは、摂取すると体内でイソチオシアネートに分解され、血栓を予防する効能や肝臓の解毒作用などがあります。

ダイエットに

カブは100gあたり20kcalとカロリーが低く、便秘やむくみ改善にも役立つ食材。辛味成分のイソチオシアネートは代謝を活発にする燃焼効果、活性酸素を体外に除去するデトックス効果があると報じられ、ダイエットサポーターとして注目されている成分でもあります。カブにもこのイソチオシアネートが含まれていますので、食事のカサ増し・カロリーダウンだけではなく脂肪燃焼を促す働きも期待できます。

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