もともと薬草の一種として中国から伝わったごぼう。どんな効果があるのでしょうか。
独特な風味と食感が特徴的なごぼう。きんぴらごぼうや筑前煮など、煮物の定番には欠かさず顔を見せる人気食材です。
ごぼうはもともと、薬草の一種として中国から伝わったもので、今でもハーブとして用いられています。
腸内環境の改善
ゴボウと聞いて真っ先に思いつくのが「食物繊維が豊富で便秘の解消に役立つ」ことという方も多いと思います。食物繊維は大きく分けると水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類があり、野菜に多く含まれているのは不溶性食物繊維です。不溶性食物繊維は便のかさを増やし腸の蠕動運動を促進することで便秘解消効果がある反面、ストレスなどによる痙攣性便秘の方には不向きだったり、摂取しすぎる・水分が足りないと便を固くしすぎて便秘を悪化させてしまう可能性もあります。
ゴボウは100gあたりの食物繊維総量が6.1g、うち水溶性食物繊維2.7g・不溶性食物繊維3.4gと野菜類の中でも豊富な食物繊維量を持ちながら、水溶性と不溶性食物繊維のバランスが非常に良い野菜です。それに加えて微量ではあるものの腸内の善玉菌を活性化するオリゴ糖も含んでいるため、便秘の解消だけではなく腸内環境の改善=便秘をしにくい体質作りにも役立ってくれるそうです。
老化予防
ゴボウが近年注目を集めている要因の一つとしてポリフェノールの一種であるサポニン、タンニン、クロロゲン酸などを含んでおり、活性酸素を除去する抗酸化作用が高い食材であることも挙げられます。これらのポリフェノールは抗酸化力が強く、ストレスや加齢によって発生した活性酸素によって起こる内臓機能や肌などの老化を防止する考えられています。またマウスによる実験ではゴボウに含まれているアクチゲニンという成分は記憶障害に関連する酵素アセチルコリンエステラーゼを抑制し記憶障害の改善が見られたとの報告があることから、認知症予防など“脳の老化予防”についても効果が期待されています。
美肌に
ゴボウはポリフェノールの一種であるサポニン、タンニン、クロロゲン酸などを含み活性酸素を除去する抗酸化作用が高い食材と考えられることから、肌のアンチエイジングにも役立つと考えられます。活性酸素によって肌細胞が酸化することで起こる皮膚のシワ・シミ・たるみなどの予防に繋がりますし、水溶性食物繊維の働きで糖質の吸収が緩やかになることから“肌の焦げ付き”と称される糖化予防に役立つ可能性もあります。
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