みなさんはレペティショントレーニングという言葉をご存知でしょうか?
あまり聞いた事のないトレーニングですよね。
今回はそんなレペティショントレーニングについて少しですが紹介したいと思います。

レペティショントレーニング

レペティション(repetition)には「繰り返す」という意味がありますが、陸上競技におけるレペティションは、全力に近いペースで数本繰り返し走るトレーニングですね。

ただし、全力を出せばしばらく動けなくなってしまいます。そこで、全力の90%から95%くらいの力で、3本から5本走るのが一般的です。走る距離が長くなるほど、全力で走るのは難しくなるため、短い距離の方がトレーニングを行いやすいです。

レペティションでは、15分から20分ほど「完全に」休息を取り、次の疾走に向けて体を回復させます。慣れていない人は、15分から20分の休息時間だと3本走れない場合もありますね。

効果

・スピードの向上
レペティションは全力に近いペースで行うため、スピードの向上が期待できます。本番に近い距離でトレーニングすることで、狙った種目を走るスピードに慣れ、タイムを縮めることができます。最大スピードを上げたい場合は、距離を短くして全力で走ると良いでしょう。

・乳酸に耐えられるようになる
300m以上の距離を全力で走ると、体内に乳酸が蓄積します。たくさんの乳酸が蓄積された状態になると、速いスピードを維持することが難しくなります。

乳酸が発生する運動強度は人によって異なりますが、高強度の練習に取り組むことで、耐乳酸能力の向上が期待できます。全力疾走を繰り返し行うレペティショントレーニングを行い、乳酸に強い肉体を手に入れられれば、レース後半の失速を防ぐことに繋がります。

ケア

レペティションは全力に近いペースで走るため、非常に負荷が大きく、トレーニング後は体にダメージが残ります。ケガを未然に防ぐ為にも、練習前後のケアをしっかり行うようにしましょう。

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