呼吸を変えると、新陳代謝があがる理由

身体中に酸素が行き渡る!

呼吸を変えることにより、肺の中に入る外気の量が増えることになります。

その結果として体内に入る酸素の量が増え、その酸素は血管や毛細血管を通り体内へ運ばれます。

呼吸が変わり、体内へ運ばれる酸素の量が増え、血流が良くなると、より多くの栄養素が体内に運ばれるようになり、老廃物が血液によって回収されやすくなります。

体の老廃物は血管をとって肝臓や腎臓に運ばれ、体外へ排出されます。そのため、呼吸を変えることで汗や尿の量が増えて、体のむくみが解消される人もいるのです。

こうした体のシステムにより、呼吸を変えて体内に酸素が多く取り込まれるようになると、体の老廃物が排出されやすくなり、その結果代謝が良くなります。

呼吸筋を使うことが筋トレに!

呼吸を変えるということは、呼吸をつかさどる呼吸筋と呼ばれる筋肉群の動きを活発にすることも意味します。人間の肺の動きは呼吸筋によってコントロールされており、呼吸筋が正しく動かないと肺から空気を出すことも、肺に外気を入れることもできません。

呼吸を変えて、呼吸筋を使えるようになると、常に呼吸筋を筋トレしているような状況になります。筋トレをすると鍛えた部分の筋肉や血管が太くなりますが、呼吸筋もその例外ではありません。

呼吸筋をきたえることにより筋肉が太くなり、同時に血管が太くなることで、体内の血流が良くなり、体内に栄養や老廃物が運搬されやすくなるのです。

また、呼吸筋のほとんどは体幹を支える筋肉でもあります。そのため、呼吸筋を鍛えると体幹がしっかりし、他の筋肉も鍛えられ、やはり体中の血流が良くなる結果、新陳代謝がアップするという副次的効果もあります。

酸素が脳に行き渡ることで、ストレスが減る!

呼吸を変えて、酸素が体中に行き渡るようになると、脳にもより多くの血液が行くようになります。体の中で最も多くのエネルギーを使う器官である脳の血流が良くなると、脳へのより多くの栄養が運ばれるようになります。

その結果、様々な脳のストレスが減少し、心理的ストレスも減少する可能性があります。

心理的なストレスは、身体的なストレスと同様に、人間を非常に強く疲弊させるものです。そのため、心理的ストレスが減少すると、疲労が減り、代謝が改善されることもあります。

代謝UPに効果があるのは「腹式呼吸」

代謝UPに効果のある呼吸は、酸素をより多く体内に取り入れることができる呼吸です。そのため、基本的には「腹式呼吸」になります。

体の中にある空気を全部吐き出してから、自然に息を思い切り吸い込んでみましょう。その時、お腹がふくらんでいることに気がつく人は多いのではないでしょうか。

そのあと、そのふくらんだお腹を背中にくっつけるようなイメージで凹ませながら、息を吐いてみましょう。この呼吸法を繰り返すだけで、体が暖かくなる人もいるでしょう。

それは体の血流が良くなり、代謝がUPにしている目印となります。

腹筋を使った腹式呼吸が代謝UPにはもっとも効果的ですが、胸式呼吸でも代謝を上げることはできます。

このときも吐くことを意識し呼吸することで、体内に入る酸素の量が増えます。そのため、どうしても腹式呼吸ができない人は、少々ゆっくりとしたリズムで胸式呼吸を繰り返すことで、代謝のUPを目指しましょう。

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