「乾燥肌」とは

これから「乾燥肌」の悩みが増えてきます。冬は空気が乾燥しているため、皮膚から水分がどんどん失われ、水分と皮脂のバランスが崩れやすくなります。 すると、角層のバリア機能が低下して皮脂膜も薄くなり、このため皮膚の乾燥が起こり「乾燥肌」となります。

ここ数年はコロナ対策で、手の洗浄、アルコール消毒の機会が増えたため、手の乾燥、あかぎれ、ひび割れなども悩まれている方も多いようですね。

入浴時に気を付けること

入浴時、浴槽の温度は高すぎると皮膚を傷つけ内側の潤いを奪ってしまうこともあるので、ぬるめのお湯にゆっくり浸かるようにしましょう。

石鹸も敏感肌用や乾燥肌用など刺激の少ないものを選び、肌への負担を極力減らすことがオススメ。特に洗う際の摩擦には注意してください。基本的には泡をクッションにして、物理的な刺激をお肌に与えないようにして優しく洗ってください。

そしてお風呂上りはしっかりと保湿!身体も乾燥しやすい場所(肘、首、肩など)は多めに塗ってみると良いそうです。

保湿が大事!

お肌の乾燥には保湿が大事です。セラミド配合の保湿アイテムの使用すると良いみたいです。セラミドは元々お肌に存在している成分で、水分が蒸発して逃げないようにつなぎとめる働きがあります。セラミドは角層細胞間脂質とも呼ばれ、水と一緒になることでラメラ構造という特殊な構造をつくります。

湿度や気温が下がる真冬の過酷な状況でもしっとり潤った肌を守ることができます。

加湿も基本!

部屋の加湿も基本です。部屋の湿度は40~70%くらいがベスト。湿度が高いとカビの原因にもなることもありますが、湿度が低すぎると乾燥を招きます。

部屋の湿度を快適に保ってくれる加湿器には大きく分けて、気化式加湿器、スチーム式加湿器、超音波式加湿器、ハイブリット式加湿器の4種類があります。機能面や費用面を考慮しつつ選んでみましょう。

食事にも気を配りましょう!

乾燥が気になる方は、健康的なお肌を維持するために食事にも気を配るようにしましょう。化粧品では角層までの潤い対策しかできないため、真皮層や内側からの潤いを改善するには、良質のたんぱく質やビタミン類を含むバランスのよい食事や水分摂取が欠かせません。

皮膚や髪をつくる主成分となるのはたんぱく質です。しかも、たんぱく質となる食材には肌の潤いを助けるほかの栄養素も含まれています。

ビタミン類にはお肌を健康に保つための働きや内側から潤いを維持する働きがあり、特にビタミンCは抗酸化作用に優れた栄養素です。ビタミンCは体内で生成することができません。常に外から取り入れる必要があります。お肌のうるおいを保つビタミンA、血流を促すビタミンEや鉄分なども意識して摂取するようにしましょう。

オススメの食材の代表的なものとして、卵や肉類、魚介類、大豆、乳製品、緑黄色野菜、セサミン(ゴマ)、ポリフェノール、ワインなどです。

また、寒さや冷たい飲み物などによって内臓が冷えると、末端の血流が滞り、冷えや乾燥が悪化します。冬の間は、のどが渇いたらできるだけ温かい飲み物を飲むようにしましょう。

良質な睡眠を心がけましょう!

健康的なお肌のためには、日々の良質な睡眠はとても大切です。睡眠時間は7時間がベストだとされていますが、多忙で神経が昂っていたりで、寝つきが悪くなかなか良い睡眠を得られない方も多いのではないでしょうか。

お肌の健康や潤いを促進する質の良い睡眠は、寝始めてから最初の90分間が鍵だと言われています。

この間に美肌に有効な「成長ホルモン」が最も活発に分泌される「ノンレム睡眠」が訪れます。ぜひ、最初の90分で良質で深い睡眠が得られるようにこだわってください。

「成長ホルモン」は、お肌の細胞の成長や正常な新陳代謝を促し、お肌の保水量を高めてくれます。

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