「ブドウ糖」とは

「ブドウ糖」は、自然界に最も多く存在する代表的な単糖類です。単糖類とは、これ以上分解されない最小の糖類の単位で、果物のブドウから発見されたため、英語でグルコースはグルコースですが、日本では「ブドウ糖」と呼ばれています。「ブドウ糖」は、人間が生きていく上で欠かせない効果がたくさん詰まっています。

脳の唯一のエネルギー源

「ブドウ糖」は、脳の唯一のエネルギー源であるため、脳を活性化させ集中力を高める効果があります。寝ている間、身体は休んでいますが、脳は働いているので、朝食でしっかりブドウ糖を摂取することが重要です。

また、ブドウ糖は小腸から吸収され、肝臓や血液に入り素早くエネルギーになるため、疲労の回復効果があります。たくさん脳を使ったり、運動後に甘いものが食べたくなるのはこのためと言われています。

さらに、体温上昇にもブドウ糖は効果があります。冷えは免疫力や代謝の低下など、身体にデメリットしかありませんが、ブドウ糖がエネルギーとして消費される時、同時に体内で熱を発生させるため体温を上昇させてくれるのです。

意外にも、二日酔いの予防の効果があります。肝臓がアルコールを分解するときに、吐き気や頭痛などの二日酔いの症状を引き起こすアセトアルデヒドという物質ができますが、このアセトアルデヒドをブドウ糖が分解してくれるからなんです。

どんな食材にふくまれている?

「ブドウ糖」は、果物、穀物、イモ類、豆類など、とても多くの食材に含まれていて、3食しっかり食べていれば不足することはほぼ無いそうです。しかし、最近ではダイエットなどで食事を抜いたり、野菜ジュースや栄養補助食品だけで済ませてしまう方などは、必要なエネルギーがすぐになくなってしまうそうです。逆に過剰に摂取してしまっても、肥満や糖尿病など様々な病気の原因にもなってしまうので注意が必要です。

ここ最近では、手軽に食べられると、ラムネ菓子が人気ですね。ラムネ菓子はミルクカルシウムなどの原材料で作られていますが、最も多く含まれているのはブドウ糖です。コンビニなどで手軽に手に入るのが嬉しいですね。

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