独身や共働きの方は特に多いと思うのですが、仕事が終わり帰ってから自炊をするよりも、スーパーなどで惣菜を買い自宅でお米を炊くか、もしくはタイマーを掛けて炊いておく。または、すべて買い物で済ませる方もいると思います。私は全て買い物、もしくは外食で済ましています。以前、ある経営者の本を読んだ時に会食以外の食事はデリバリーで済まし、必要な栄養素はサプリで補うという事を書かれていました。その方の1日のスケジュールを見たのですが、分刻みのスケジュールだったので、全てどれだけ時短出来るのかということを徹底されていました。話がそれましたが、ストレスに弱い現代人をつくっている原因として、食生活においての栄養バランスの乱れがあるそうです。日本人の食生活は大きく変化し、欧米化が進んだことで、動物性の脂質の摂取が増えた一方、ストレス対策に欠かせないビタミンやミネラルなどの摂取が大幅に低下しているのはよく耳にしますね。食べ物や食生活で直接ストレスの原因を解決できるわけではありませんが、体の健康を維持するために必要な栄養素が不足している時に、ストレスを感じやすくなったり、ストレスに弱くなるなどストレスと食は密接な関わりがあるそうです。

ストレスのたまる食生活

偏食、欠食、暴飲暴食、ながら食いなどはストレスをためる食生活としてあげられます。ストレスの多い生活では、食生活が不規則になりがちです。そうすると、さらにストレスに拍車をかけてしまいます。忙しくても、1日3食きちんと落ち着いて食べることがストレス対策の基本です。
やけ食いや無茶食いなどの暴飲暴食は、ストレスから解放されるための手軽な手段かもしれません。しかし、太ってしまうことへの強い恐怖にとらわれ、食べた後吐く、下剤や利尿剤を使うという行動にはしってしまう人は要注意です。そうなると、食べたいという衝動が抑えきれなくなるそうです。

ストレスに強くなる栄養素

① マグネシウム
マグネシウムはカルシウムの働きを調整する作用があり、ストレスをためるとこのマグネシウムの吸収がより悪くなるため、悪循環になりがちです。
マグネシウムが多く含まれているのは、アーモンド・落花生などの種実類、大豆、納豆、ひじきなどです。

② カルシウム
カルシウムが不足するとイライラの原因となります。カルシウムを多く含む食品には、干しエビやしらす干しなど小魚類、納豆などの大豆製品、チーズなどがあります。カルシウムの吸収を良くするためには、魚や干ししいたけに多く含まれるビタミンDが必要です。

③ ビタミン
ストレスにさらされると抗酸化機能が低下し、抗酸化ビタミンのβ-カロテン、ビタミンC、Eが不足してきます。また、ストレス時に分泌されるホルモンの合成には、ビタミンB群、Cが必要です。ビタミンB群が不足すると、皮膚や粘膜や血管などに異常を生じ、神経の正常な働きに支障が出て、精神状態が悪くなります。ビタミンCは免疫力を強化して、抗酸化作用がありますが、精神的なストレスがかかると大量に消費されます。ビタミンが多く含まれている食品は野菜や果物です。

④ コレステロールとタンパク質
コレステロールは、体がストレスと戦ううえで必要な副腎皮質ホルモンの原料になります。また、ストレスにさらされると、数種類のホルモンが盛んに分泌され、タンパク質の分解を促進させます。そうすると、肌が荒れたり、疲れやすくなったり、脳の働きが低下したりします。肉類、魚介類、乳・乳製品、大豆・大豆製品などの食品に良質のタンパク質が含まれているそうです。

食事でストレス解消するには?

ストレス解消には、幅広い食品に含まれている栄養素や成分が必要なので、さまざまな食べ物を食べることが大切なようですが、おいしいものを楽しくリラックスして食べることがストレス解消には何よりも大切です。食べるという行為は、単に栄養を取るためだけのものではありません。緊張を和らげ、精神を安定させるものであり、和やかな雰囲気の中での食事は、ストレス解消にも効果があります。どんな環境で、誰と食事をするのかということも、ストレスと深い関係があるそうです。どんなに忙しい時でも、机の上を片付けてから食事をする、夕食は家族や友人たちとゆっくり食事をするなど、ちょっとした工夫が食事をより豊かなものにし、ストレスを緩和するのに有効なんだそうです。ストレスがたまると、どうしても発散の方に目がいきがちだとは思いますが、食生活を見直してみるのはどうでしょうか?

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