はじめに

先日、総合格闘技のイベントがありました。YouTubeを観ていたら、試合前の映像として、計量前の水抜き動画がアップされていました。半身浴で体の水分を抜いていたのですが、半身浴の前にその選手はブラックコーヒーを飲んでいました。代謝が上がるので水抜きの前は毎回飲んでいると言っていたのが、とても気になり今回コーヒーについて調べてみました。コーヒーの主な有効成分は、目覚めさせる作用と抗炎症作用があるカフェイン、抗酸化・脂肪燃焼作用のあるクロロゲン酸などのポリフェノールの2つ。ほかにも、ニコチン酸、NMPなどの有効成分が多く含まれている。これらが複合的に働き、体の中で影響を及ぼすと考えられているそうです。また、1日に3~4杯がベスト。ポリフェノールやカフェインが十分にとれ、飲み過ぎによる障害もない量なんだそうです。効果を得る為には、ブラックで飲むのがおすすめとのこと。どんな効果があるのか見ていきましょう。

効果

①シミ予防
コーヒーのクロロゲン酸は強い抗酸化作用を持つ。紫外線を浴びることで、皮膚の色素細胞が過剰な色素を作るが、クロロゲン酸が活性酸素の働きを抑制し、色素沈着を防ぐ。そのため、シミができにくい肌になる。

② 動脈硬化予防
ポリフェノールが強い抗酸化力を発揮し、LDL(悪玉)コレステロールの増加を防ぐ。HDL(善玉)コレステロールが微増したという報告もある。また、ニコチン酸は血栓を溶かす作用をサポートし、血液をサラサラに保つ。

③ ストレス緩和
コーヒーを飲むと、飲む前に比べてストレスレベルが緩和したという報告がある。また、コーヒーの芳香成分はリラックスを促す。ドリップコーヒーの香りをかいで脳のα波が増加したという報告もある。

④ 内臓脂肪を減らす
カフェインは脂肪分解酵素を活性化し、血行を促して代謝を上げる。また、クロロゲン酸は食事で取り込む脂肪の燃焼を促し、内臓脂肪を減らす効果が確認されている。

⑤ 脳卒中・虚血性心疾患の発症が少ない
コーヒーに含まれる抗酸化成分が作用を発揮し、血管を傷つける活性酸素の働きを抑制するほか、動脈硬化や血栓などを防ぐためと考えられているそうです。

余談ですが

① ダイエットを考えるなら朝に飲むのがお薦め
カフェインとクロロゲン酸という2つの成分が脂肪の燃焼効率を上げる。ダイエット効果を得たいなら、目覚めた後、朝食の前に飲むのが効果的。空腹感がある程度満たされ、食べ過ぎを防ぐことができ、脂肪も燃焼されるそうです。

② コーヒーを飲んで頭痛がしたり具合が悪くなる人がいる
カフェインには血管を収縮させる作用があり、日本人にはカフェインそのものが片頭痛や動悸の原因となる、カフェイン不耐性の人が、4人に1人はいるとの報告があるそうです。

③ コーヒーに注意すべき人は妊婦・授乳婦
妊娠・授乳中にカフェインを摂取すると、胎盤や母乳を通じて母親と同じ濃度のカフェインが、赤ちゃんに与えられることに。1日のカフェイン量が200mg(コーヒー1~2杯)以下を目安に、過剰摂取に注意が必要なんだとか。

④ コーヒーオイルは毒になる可能性も
コーヒー抽出液の表面に浮かぶ油分には、カフェストールとカーウェオールという、コレステロールを上昇させる成分が含まれる。ペーパーフィルターを使い、できるだけドリップ式でいれ、この成分を除去したほうが体にはよさそう。

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