日本茶について詳しくなくても、「健康や美容にいい」というイメージは誰しも持っていると思います。最近ではお茶のペットボトルが増え、種類も多く、手軽に飲むことができるようになりました。急須でいれたお茶とペットボトルのお茶では、味と香りがまったく違います。それと同時に、含まれる栄養成分の量も全然違うそうです。

緑茶の代表的な成分と効果・効能

①テアニン
神経細胞の保護作用、リラックス作用、血圧の上昇抑制

②カテキン
血中コレステロール・体脂肪率の低下、がん予防、血圧・血糖値上昇の抑制、抗酸化作用、抗菌・抗ウイルス作用、アレルギーの抑制、口臭・虫歯の予防

③カフェイン
覚醒作用、持久力の増加、二日酔いの防止、利尿作用

ダイエットや美容効果・アンチエイジングにもよいといわれていますが、その効果が期待できるのも、急須でいれたお茶です。

急須で入れたお茶とペットボトルの違い

急須でお茶をいれると、茶碗ちゃわんの底に粉のように細かい茶葉が沈殿します。その沈殿物にこそ、お茶の栄養成分が豊富に含まれているんです。ですがその沈殿物は日持ちしにくいもので、ペットボトルの緑茶飲料を作る際、沈殿物はすべて除去してしまいます。大事な栄養成分はほとんど含まれておらず、保存のための添加物が入っているのがペットボトルのお茶なので覚えておきましょう。

美味しく飲むコツ

①普通煎茶
日本で作られるお茶のうち、全体の7割を占める代表格。うまみと渋みのバランスがよく、なじみが深いお茶です。お茶の葉を摘んで、20秒から30秒ほど蒸したものを揉もんでから乾燥させたものです。この蒸し時間の長さによって、普通煎茶と次に紹介する深蒸し煎茶に分けられます。

入れ方
新茶やちょっと高級な煎茶は、70度くらいまで湯冷ましをしてからいれると、おいしく入ります。安めの煎茶なら、90度くらいの熱々のお湯でもOK。

② 玉露
煎茶の一種に分類される高級なお茶で、うまみと深いコク、「覆い香」とよばれる香りが特徴。

入れ方
玉露の特徴的な甘みと香を活かすために、40℃程度の人肌程度まで冷ましたお湯(茶葉によっては60℃程度)で、じっくり3分ほど蒸らしてからいれます。また、最初に低温の湯で甘みを出し、後に高温の湯を用いて苦味を味わう「二煎にせん出し」や、二煎目に中温の湯を使用して渋みを出す「三煎さんせん出し」といった作法で飲む方法もあります。

③深蒸し煎茶
普通煎茶の約2倍長い時間をかけて茶葉を蒸したお茶で、味も色も普通煎茶より濃くでます。苦みが少なくまろやかで、とろりとした飲み口です。

入れ方
あまり長く浸出させてしまうと、苦み・渋みが強く出ることがあります。時間を置かずいれるのがおすすめです。

④ かぶせ茶
畑にすだれや藁わらをかけて栽培されるお茶。覆いをかける期間が20日以上だと玉露、それ以下がかぶせ茶です。熱湯でいれても玉露風の味が味わえることから、“熱湯玉露”と言われることも。普通煎茶の仲間ですが、覆いをして育った分だけ玉露同様に青みが増し、甘みやうまみが強くなります。

入れ方
熱湯でも低温でもOKなので、味の変化をそれぞれ飲み比べるのもおすすめです。高級な茶葉なので渋みが少なく、茶葉をサラダにして食べてもOKです。

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