
旨味と活用性の高さ・栄養価から「貝の王様」とも呼ばれているホタテ。どんな効果があるのでしょうか。
独特な甘みがあり、貝柱のソテーも美味しいですし、網焼きなんかも最高ですね。バターと醤油の相性もバツグンです。
タウリンが豊富
ホタテにはタウリンが豊富に含まれています。タウリン、栄養ドリンクなんかで聞いたことがありますね。
タウリンとは、含硫アミノ酸から合成される成分で、肝臓の機能を高める効能があります。
また、交感神経を抑制する働きがあり、高血圧や脳卒中、心臓病などの予防にも効果的な栄養です。
ちなみに、ホタテのタウリンは牡蠣に次ぐ豊富な量で、その他あさりやしじみなど貝類に多く含まれています。
疲労回復
ホタテはタンパク質が豊富で、BCAA(イソロイシン、バリン、ロイシン)やグルタミン酸、アスパラギン酸、タウリンなど疲労回復や体力増強に役立つとされるアミノ酸を幅広く含む食材です。疲労回復・滋養強壮に役立つ貝としては牡蠣のイメージが強いですが、同グラムあたりのタンパク質・アミノ酸に限って言えばホタテが上回ります。100gあたりのタンパク質量はホタテは牡蠣の約2倍にもなります。
貧血予防
ホタテは造血に関わる栄養素をバランス良く含む食材でもあります。ホタテ可食部100gあたりの鉄分含有量は2.2mgと多めで、シジミなどと比べると一食で食べる量も多いですから、鉄分補給源として役立ってくれるでしょう。ホタテには丈夫な赤血球の生成に欠かせない亜鉛や造血をサポートする葉酸やビタミンB12などもバランスよく含まれていますし、不足すると貧血を引き起こすことがあるタンパク質も豊富なので複合的に貧血の予防・改善効果が期待できます。