「茶殻」は捨てたら、勿体ない!

毎日お茶は飲んでいても、茶殻は捨ててしまいますよね。でも、実はこの「茶殻」にお茶以上の栄養があるって知っていましたか?

もちろん、お茶を飲むのはとても体にいいことですが、「飲む」だけでは摂取できない栄養があるんだそうです。お茶の葉に含まれる栄養には水溶性と脂溶性(水にとけずに油に残る)の部分があり、後者はお湯をそそいでいくらお茶を飲んでも「茶殻」の方に栄養が残ったままなんだそうです。そのため、「茶殻」を食べるとお茶が持つ効果を最大限に活かせるそうです。

お茶を飲んだら、一緒に「茶殻」も!

お茶を飲むときは、約1~1.5gの茶葉を使います。これを1日6杯飲むとして茶葉では6~9g。10杯飲めば、10~15g。これをそのまま食べるとすると、6gの茶葉は大さじ1杯くらいとなります。この6gに含まれる有効成分はカテキン類で約0.8gです。カテキンの有効摂取量は1日約1gと言われるので、6gのお茶の葉を食べ、さらに緑茶を1~2杯飲めば、ほぼ有効摂取量のカテキンを摂ることができるそうです。

ただ、「食茶」はお茶に含まれる栄養を無駄なく摂取することが目的であり、必ずしもその栄養はお茶からのみ取り入れるとは限りません。そこで、毎日食べることを考えるなら1日6g(大さじ1杯)の半分、約3g食べることを考えてみるといいみたいです。

捨てる前に、もう一度活躍できる「茶殻」

じつは飲むだけでなく、お風呂に入れてもいいんです。緑茶風呂です。ガーゼなどでつくった袋に茶葉や茶がらなどをいれて湯船に入れます。乾燥茶がらでもOK。美肌効果や水虫、あせも、湿疹などの皮膚病を改善する効果があります。

また洗顔にも効果があり、肌を白くするビタミンCが豊富なので、ニキビや日焼けした肌におすすめです。石鹸で洗顔した後よくすすいだら、水を張った洗面器に茶がらをいれ、両手で茶がらと水をすくって顔にあてます。出がらしといっても1煎めをだしたあとぐらいのもののほうが効果があります。

キッチン用品の殺菌や冷蔵庫の脱臭にも使えます。まな板、包丁などを緑茶の茶汁で洗うと臭いが取れます。また、殺菌効果もあるので効果的です。カラカラに乾かした茶がらを小鉢などに入れてそのまま冷蔵庫に置けば、冷蔵庫の脱臭効果も。ただ、あまり長く置くと臭い移りがするので注意しましょう。

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