
日本酒はお米のお酒です。日本のお酒でもあり、種類や魅力を紹介します。
日本酒は弥生時代の発祥だと言われておりまして、当時、巫女さんがお米を噛んで造られた「口噛みの酒」と呼ばれるものが最初です。
原酒とは
原酒とは、発酵させ絞ったお酒に、水を加えずに出荷したものを指します。日本酒造りにおいては、水を加えてアルコール度数を調整する「加水」という作業があります。「原酒」はこの「加水」作業を行わない、水を加えられていないお酒のことを指します。そのため一般的に、加水した日本酒がアルコール度数15%前後なのに対し、「原酒」は20%前後と、度数が高くなっています。
日本酒のラベルで目にすることが多いのは「原酒」という言葉ですが、「原酒」の言葉と同じ意味のものとして、「無加水」が挙げられます。「無加水」は読んで字のごとく、「水を加えていない」お酒のことを指します。
加水もあります
「加水」は、日本酒を造る段階のひとつです。水を加えることによって、日本酒の味わいや香り、度数の調整を行うという目的があります。加える水の裁量は蔵や醸したお酒によってさまざまです。
日本酒の原料は、米と水と麹、そして酵母です。
特に水を、ものすごい使用します。
日本酒の約80%は水で出来ており、さらに製造工程では、洗米、浸漬、洗瓶など、成分として入っている量の約20~30倍もの水が必要とされます。
つまり、一升瓶1,800mlの日本酒を造るのに、一升瓶20~30本分、36~54Lもの水が使用されているのです。
嬉しい効果があります
日本酒に含まれているさまざまなアミノ酸の中でも、アミノ酸が2つ以上結合した「ペプチド」は、意外な形で健康をサポートしてくれる栄養素です。
ペプチドは血圧を下げる効果が注目されており、高血圧や糖尿病予防のために積極的に取り入れられています。
さらに、なんとペプチドは記憶力改善の助けになることが分かっています。
記憶力改善のサポートとなる栄養素が日本酒に含まれているというのは、なんとも意外性のある効果ですよね。ちなみにペプチドは、日本酒の中でも純米酒にもっとも多く含まれます。