絞りかすのおから。凄いんです。
おからとは、豆腐を作る工程の中で、大豆から豆乳を絞ったあとに残るしぼりかすのことです。「卯の花(うのはな)」、「豆腐殻(とうふがら)」、「きらず」とも呼ばれます。
食物繊維が豊富
おからの最も特徴的な栄養である食物繊維。
おからの原料である大豆には、100gあたりに含まれる食物繊維が6.7gと、豊富に含まれています。しぼりかすであるおからは水分が飛ぶため、さらに食物繊維の含有量は増えます。100gあたり11.5gを食物繊維が占めます。
食物繊維は不要物をからめとり、腸内をきれいにする効果が期待できます。排便を促すため、便秘の予防や下痢の改善などに役立ちます。
食物繊維は水溶性と不溶性に分かれますが、おからに多く含まれる食物繊維は不溶性で、胃で消化されることなく腸まで届くため、とくに便秘の解消に効果を発揮します。
おからはヘルシーでカロリーも低いため、ダイエットにもおすすめです。便秘解消効果以外にも効能がありますので、積極的に食べたいですね。
タンパク質も豊富
おからで注目すべき栄養はタンパク質です。肉や魚と比べると劣りますが、そこそこの含有量となっています。
おからの原料である大豆には植物性タンパク質が含まれています。肉類からタンパク質を摂取すると、どうしてもカロリーや脂質といった余計な栄養まで摂取してしまします。
コレステロール値や血圧が高めの人がタンパク質を摂取したいときにもおすすめです。
タンパク質は筋肉の主成分になる効果があるほか、内臓や骨などカラダを構成する際に必要な栄養です。また、体内に貯蔵できないため、こまめに摂取する必要があります。
ちなみに、動物性タンパク質が悪かというと、そうでもありません。動物性タンパク質には植物性にはない必須アミノ酸を全て網羅しているというメリットがあります。植物性、動物性のいずれのタンパク質もバランスよく摂取することが良いんです。
肥満予防
おからにはレシチンが含まれています。
レシチンは、血管についたコレステロールを溶かす働きや肝臓についた脂肪を減らして脂肪肝を予防する効果があります。
また、レシチンにはエネルギー代謝効率をあげる性質があるため、血糖値を下げたり、肥満を予防したりする効果があります。
レシチンはリン脂質の一種(リン脂質の30~50%含まれる)で、おからの大豆に含まれる成分です。乳化作用が大きいので、食品や医療の乳化剤としても使われます。
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