夏特有の疲れの予防には「お風呂」!

夏特有の疲れやだるさは、睡眠不足や食欲不振、水分の過剰摂取なども考えられますが、暑い屋外と冷房の効いた部屋で交互に過ごすなど、体が温熱ストレスにさらされることで、体温調節を行っている自律神経の機能が低下してしまうことも大きな要因です。 特に冷えを自覚していない場合でも、手足の末梢血管は収縮して血流が滞ってしまっていることがあるんです。

夏の疲れの予防のためには、定期的に末梢血管を拡張させ、全身の血行を良くするということが大切です。そのためには、お風呂に入るのが一番で、夏でもシャワーだけで済ますのではなく、湯船にゆっくりつかることが大事なんです。

お風呂の温度は

お風呂の温度は、実は40℃を境目に、カラダの反応が正反対に変わるため、お風呂を効果的に活用するには、この数度の温度調節が非常に重要です。

40℃より高めのお湯は、交感神経を刺激します。血管を収縮させ血圧を上げるので、シャキッと目覚めたい朝や、手早く気分転換したい時に最適です。

一方、40℃以下のお湯(夏なら38 〜39℃程度でもOK)は副交感神経に働きかけ、心とカラダをリラックスさせてくれます。しかも心臓に負担をかけずに長くお湯につかることができるので、全身くまなく血行を良くすることができます。へとへとに疲れて帰ってさっとシャワーで済ませたい、はやく眠りたい、と思う日ほど、ぬるめのお湯で入浴した方が快眠できて、疲労の回復につながります。

夏こそ「半身浴」!

夏こそ、半身浴を始めるのによい季節です。就寝前、37〜39℃くらいの気持ちいいと感じる程度のお湯を浅くはって、みぞおちのあたりまでつかります。20分程度というのが理想ですが、時間にはそれほど厳密にこだわる必要はありません。カラダを芯から温めてほぐすことができます。

朝はシャワーがオススメ!

目覚めの朝は逆に、40〜41℃のお湯を1分間だけ浴びる朝シャワーがおすすめです。寝ている間に出た汗や皮脂が流れ落ち、その後の皮脂量も抑制されるので、浴びずに出かけるのと比べて体臭が発生しにくくなります。石けんを使わなくても、わずか1分程度で十分効果が得られます。

また、お湯の温度と水流の刺激が血圧を上昇させるため、コーヒーを飲むよりも目覚め効果が高いという実験結果も出ています。

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