「バランスの良い食事」とは、、、

栄養バランスの良い食事とは、厚生労働省が定めた食事摂取基準として、エネルギー、タンパク質、脂質(4項目)、炭水化物(2項目)、ビタミン(13種類)、ミネラル(13種類)が設定されています。

栄養バランスの取れた食事の基本は、「主食・主菜・副菜」です。「主食」は、ご飯、パン、麺類など、主にエネルギー源になる料理。「主菜」は、肉、魚、卵、大豆製品などを使った、主にタンパク質を多く含む料理。「副菜」は、野菜、きのこ、海藻などを使った、ビタミン・ミネラル・食物繊維を多く含む料理になります。この「主食、主菜、副菜」を意識するだけで、栄養バランスのとれた食事に近づけることが出来ます。

これに、不足している栄養素を補うことを意識して、汁物を追加するとさらに栄養バランスが取れます。食べ過ぎたもの、食べなかったものを次の食事、翌日の食事で調整することを意識するのも良いそうです。

「食べ方のクセ」が栄養バランスを悪くしている?

ただ「主食、主菜、副菜」を意識してもビタミンやミネラルなどを完璧に摂取するのは難しそうで、これには人の「食べ方のクセ」が関係しているそうです。

例えば、炭水化物が好き、間食をやめられない、一度にたくさんの量を食べられない、満腹になるまで食べる、好き嫌いが多い、食べるメニューや使う食材がローテーションしている、、、こういったクセがあると、各料理の量に偏りが出たり、食べるメニューや食材のバリエーションが少ないことで、ビタミンやミネラルなどの微量栄養素に偏りが出やすくなると考えられています。

バラエティーに富んだ「主菜」を心がけよう!

栄養バランスを改善するポイントは朝食、昼食、夕食でそれぞれ違うタンパク源をとることが大事です。このため、「主菜」からメニューを考えることは大変良いことなんだそうです。牛肉、豚肉、鶏肉などの肉類、まぐろ、さんま、鮭、えび、たこなどの魚介類、卵、豆腐や納豆を含む豆類等、タンパク源となる食材はたくさんありますが、実は、このタンパク源を複数組み合わせて食べることは、様々なビタミンやミネラルをとることができるため、とても大事なことなんです。

食材によって含まれるビタミンやミネラルはそれぞれ違うので、1食の中でも複数のタンパク源を組み合わせる事で、簡単に栄養バランスがアップします。1日の食事を総合的にみて、多くの食材を取り入れることが大事なんですね!

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