眠れない理由を確認しよう。
理由を考えよう。
「眠れない」日々が続くのは、不安なものです。しかし、「眠れない」ことを闇雲に恐れるのではなく、その原因をまず考えてみましょう。
理由を突き止めよう
睡眠不足を訴える人が絶えない現代。眠れない日々が続くと「このままどうにかなってしまうのでは?」という恐怖感に陥ります。しかし、何年もほとんど眠らなくても、普通に生きている人も現実にいます。「眠れない」ことそのものに集中し、闇雲に恐れるのではなく、その原因をまず考えてみましょう。そして、もし必要な場合は専門医を訪ねましょう。
アナタは本当にぐっすり眠っていますか?特に急増している「うつ病型」の場合は注意が必要です。
考えられる理由
●神経症型
本当の意味での不眠ではありません。
寝付きが悪いため、お茶を飲んだり、本を読んだり、しばしばトイレに行ったり、昼間には昼寝をしたりしています。しかし、一度眠るとたっぷり眠っていることが多いようです。
就寝と起床の時間をきちんと決めることで改善を望めます。
●うつ病型
不眠症です。
寝付きは比較的良いのですが、2~3時間すると夜中に目が覚めて苦しい思いをします。憂うつ、イライラ、ぼんやりする、食欲不振、胃腸不良、急にやせる、手足の冷えや熱、自殺願望などのうつ病の症状が見られる場合、早めに専門医へ行くといいでしょう。とにかく原因のうつ病を改善するのが一番です。
●睡眠・覚醒リズム障害によるもの
何らかの理由によって、1日24時間でカラダを整える体内時計が故障した異常です。
昼間、猛烈に眠くなったりする場合は、この障害である可能性が高いようです。
●睡眠時無呼吸よるもの
睡眠中に呼吸が抑制され、眠りが浅くなっています。
原因としては、肥満、あごの異常、扁桃腺肥大、睡眠薬・アルコールなどが挙げられます。
●循環器疾患によるもの
高血圧、アレルギー、心臓疾患、泌尿器疾患、胃腸障害、肝疾患など、内臓に慢性的な生活習慣病を抱えている場合、その異常を伝える信号が絶えず脳に送られ続け、脳は緊張し睡眠は浅くなります。
生活習慣病は、ひどくなるまで本人がなかなか気付かないもの。健康診断などを受けてみましょう。
●脳の病気によるもの
脳動脈硬化症や脳卒中後遺症、認知症も不眠を併発することが多いようです。問題は意識障害なので、その治療を進めます。
●睡眠環境によるもの
寝ている間の騒音や光、体に良くない寝具などにより、無意識に熟睡を妨げられていることは多いようです。再点検をしてみましょう。
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