腸の働きをととのえる

大根でまず注目すべき栄養は、アミラーゼなどの消化酵素です。
消化酵素とは、食べ物を消化するときに力を発揮する酵素です。その酵素の一種であるアミラーゼは、食べ物の消化を助けて腸の働きを整える効能があります。
アミラーゼは食べ物の消化を促すため、胃もたれや消化不良などを解消する働きが期待されます。
ただし、アミラーゼは熱に弱い消化酵素なので、たくあんや大根おろしなど加熱しない大根を摂取することをおすすめします。
また、大根には食物繊維も含まれています。食物繊維は第6の栄養素とも呼ばれ、こちらも腸の働きを刺激して活発にする効能があります。
また、食物繊維にはコレステロールの吸収を押さえたり、血糖値の急激な上昇を抑える効能が期待できます。

風邪予防に

大根に含まれているアリルイソチオシアネートは抗菌作用があることに加え、白血球を活性化して体が持つ殺菌能力を高めるという説もあります。また優れた抗酸化作用を有することも報告されていますから、酸化を抑えることでも免疫力を正常に保持する働きが期待できます。大根には同じく抗酸化作用や免疫機能向上効果を持つと考えられているビタミンCも100gあたり11mg含まれていますし、消化をサポートし栄養吸収を助けてくれる働きもあるので免疫力向上や風邪予防のサポートにも役立ってくれるでしょう。風邪予防やケアの民間療法に大根がよく用いられるのも、こうした働きがあるためではないかと言われていますよ。

アンチエイジング

大根にはビタミンCが含まれています。
ビタミンCはカラダの酸化や老化を防ぐ栄養です。ビタミンCを意識的に摂取することで若々しいカラダを手に入れることができます。
また、ビタミンCはストレスに対抗する作用を持つ副腎皮質ホルモンの合成を促す効能があります。ストレス対策にはおすすめの栄養素です。
さらに、美肌効果や肌荒れ防止、免疫力の向上、風邪予防などの効能も期待されます。
一方で、体内のビタミンCは多くを貯えておくことはできません。一般的に約400mgで飽和状態になるとされています。大根をはじめ、野菜や果物でこまめにビタミンCを摂取することが望まれます。

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