食物繊維と言えば、、、「ごぼう」!!

「ごぼう」は、ヨーロッパやシベリアから中国大陸にかけて広く分布していますが、実は根の部分を食べるのは日本だけらしいです。「ごぼう」が日本に伝わったのは古く、平安時代には宮廷の献立に「ごぼう」が使われていたようです。

「ごぼう」は、食物繊維の代名詞とも言われるほど含有量が多く、腸内環境を整え、肌荒れや便秘の予防に大きな効果が期待できます。

食物繊維が豊富な「ごぼう」でデトックス!!

栄養面から見ると、「ごぼう」は成分の8割が水分で、ビタミン類もあまり含まれていませんが、それを補って余りあるだけの「食物繊維」の効能があります。「食物繊維」は、実際には栄養ではありませんが、腸の働きを整えたり、コレステロールをコントロールしたりする重要な作用を持っています。近年では、発がん物質など有害物質を体外に排泄する機能があることが分かっています。

「食物繊維」は、腸を刺激して働きを活性化させ、便通を良くするので、便秘の人が常食すれば、症状の改善が期待できます。また「ごぼう」には、利尿効果もあるので、腎臓病などで体がむくんでいるときに食べると、体の余分な水分が尿になって排泄され、むくみを解消します。

また、「ごぼう」のシャキシャキとした歯ざわりは、「イヌリン」という炭水化物によるものですが、この「イヌリン」に腎臓の機能を高める効果があります。「ごぼう」を常食すれば、便や尿や汗といったいろいろな形で、体内の毒素を排泄してくれますので、血液が浄化され、肌も美しく保たれます。便秘などによる吹き出物、肌荒れに悩んでいる人は、お肌のトラブルの解消が期待されます。

「ごぼう」で精力増強!!糖尿病の方にも!!

「ごぼう」には「アルギニン」という成分が含まれていて、これが精力増強に役立ちます。「アルギニン」と言えば、スタミナドリンクの成分になっていることからも分かるように、性ホルモンの分泌を促し、男性機能を高める働きがあります。昔から「ごぼう」を食べると精がつくと言われていたのには、ちゃんとした根拠があったわけですね。

また「ごぼう」は低カロリーでありながら、ミネラルなどの成分が多いので、糖尿病患者の食事に、うってつけだそうです。「食物繊維」には、血糖値の上昇を抑える効果もあるので尚更ですね。

関連するまとめ

野菜なのに“飲む輸血”と言われる奇跡の野菜「ビーツ」

“飲む輸血”や“奇跡の野菜”と呼ばれる栄養豊富な野菜「ビーツ」ってご存知ですか?

「七味唐辛子」と「一味唐辛子」、どうやって使い分ける?

外食に行くと、テーブルにいろんな調味料が並んでいたりしますよね。そんななか、「一味唐辛子」と「七味唐辛子」が…