サッカーのスプリントの意味

サッカーのスプリントとは、10~30メートルの距離を、時速24キロメートル(15マイル)以上で走ることです。

試合中にダッシュをどれくらいのスピードと回数で行っているかを測るための指標のひとつです。

近年、GPSの技術によって選手の動きを把握できるようになったことで速く走る行為の基準をサッカー界で作りました。それが、スプリントです。

スプリントとダッシュの違い

ダッシュとは、速く走ることを全般的に指します。

スプリントとは、距離や速さの範囲を定義づけられている言葉という意味で違いがあります。

ちなみに陸上100メートルでは、最大スピードまでの到達には50~60m必要と言われていますが、サッカーで50mをダッシュすることはなかなかありません。そのため、速く走るという言葉のダッシュではなく、スプリントという言葉が使用されることが多いです。

スプリントの具体的なやり方

プロのサッカー選手のスプリントトレーニングの量は以下の通りです。

25mスプリント:6回
休憩:1回ごとに2分〜2分半のウォーキング

スプリントは少ない回数で十分でインターバルを長くとる必要があります。自分のレベルに合わせて回数とウォーキングの時間を調節します。

スプリントトレーニングの効果

トップスピードでスプリントを行なうときは、足の筋肉の出力を高めるために多くの筋繊維が動員されることになります。

スプリントトレーニングは使える筋繊維が増える高度な神経筋のトレーニング効果が期待できます。短時間で高負荷の練習となるので時間効率も良いのがスプリントトレーニングの特徴です。

スプリントの速さ=サッカーのスピードではない

サッカーのスピードでスプリントの速さは、速さの一部分でしかありません。

サッカーの試合中のスプリントは、曲線もしくは鋭い角度でのターンを伴っておこなわれ、初速の速さ・判断の早さ・予測の早さがサッカーに必要なスピードです。

元日本代表の遠藤保仁選手は全力疾走をしないことにこだわっていますが、ポジショニングで先手を取ることができればスピードは必ずしも必要ではありません。

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