スノボ平野歩夢がデュー・ツアー初制覇
スノーボード・ハーフパイプ(HP)男子で、昨年の北京五輪金メダルの平野歩夢(TOKIOインカラミ)が96・66点をマークし、同大会初優勝を飾りました。
ハーフパイプとは
ハーフパイプとは、半円筒状の雪上を滑り、ジャンプやターン・宙返りなどの技を決め、得点を競う競技です。この半円筒状の構造物の事を、ハーフパイプといいます。技の構成の事をルーティーンと呼び、1回のルーティーンで5~6回の技が行われます。
ハーフパイプの1本の演技の最高得点は100点。高難度の技を決めるほど高得点になります。得点は、技の「完成度」・「難易度」・「高さ」・「独創性」の観点から決められます。
着地姿勢も採点ポイントの1つであるように、技以外の部分も得点に関わります。
大会では一般的には予選・決勝それぞれ2本ずつ演技を行い、いずれか高い方の演技の得点で順位が決まります。ハーフパイプは、スノーボードのワールドカップで行われている種目の1つで、2014年のソチオリンピックから正式種目に採用されました。
技の種類
■グラブ
クラブは空中でボードを掴む、基礎中の基礎の技です。ボードを掴む場所や腕の回し方によって技の名前が違います。グラブを他の技と組み合わせると、その技をよりかっこよく見せることができるそうです。
■マックツイスト
マックツイストはバックサイドを利用した前方宙返りです。バックサイドとは、ボードのかかとの部分の事です。縦方向と横方向の回転を加えます。
派手に見えやすく、花形の技の1つでもあり、多くの選手がマックツイストを行っています。
■ダブルコーク
ダブルコークは、コークスクリューを2回行った技です。
コークスクリューとは、540度の横回転と縦回転を加えた技のことです。ダブルコークは、3Dエアである為、迫力があります。横回転と縦回転が同時に入っているエアのことを3Dエアといいます。
■フロントサイドダブルコーク1260
フロントサイドダブルコーク1260は、縦2回転・横3回転半をする技です。
最後の数字は、横の回転の角度を表しています。1回転が360度であるため、1260度は3回転半ということにあります。フロントサイドダブルコーク1260は大技である為、成功することが出来れば勝利に確実に近づくと言われています。
■フロントサイドダブルコーク1440
フロントサイドダブルコーク1440とは、縦2回転・横4回転をする技です。
フロントサイドダブルコーク1440は、フロントサイドダブルコーク1260よりさらに大技であり、男子選手が行う技の中で最高峰の技とされています。そのため、フロントサイドダブルコーク1440は、優勝を目指すカギとなる技ともいわれています。
デュー・ツアー初制覇
スノーボード・ハーフパイプ(HP)男子で、昨年の北京五輪金メダルの平野歩夢(TOKIOインカラミ)が96・66点をマークし、同大会初優勝を飾った。平野歩の公式戦優勝は、北京五輪以来約1年ぶり。18年平昌五輪7位の片山来夢(バートン)は90・00点で3位に入った。
五輪やXゲームを制している平野歩だが、プロの招待大会でも最大級の規模を誇るデュー・ツアー制覇は初めて。「僕がこれまで勝ったことがない唯一のメジャー大会だったので、めちゃくちゃうれしい。(2位の)ゴールドや片山、その他の全ての選手が情熱的なライディングをしていたので、僕もベストを見せたかった。
平野歩は1月下旬の冬季Xゲームで北京五輪以来の実戦復帰を果たして6位。返す刀で2月初旬にはアラブ首長国連邦のシャルジャで開催されたスケートボード・パーク世界選手権に出場し(予選敗退)、再び板を乗り換えて今大会に臨んだ。わずか1カ月間に大陸をまたぎ、異なる2つの競技のビッグイベント3つに出場するという挑戦を、見事優勝で締めくくる形となりました。
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