キャンプとは

キャンプには、秋季キャンプと春季キャンプがあり、秋季キャンプが始まったのは1934年。翌年に行われる大リーグの選抜チームとの戦いに備えて編成された、読売ジャイアンツの前身である全日本チームが10月15日から千葉県習志野市にある谷津球場で合同練習したときからと言われているようです。

一方、春季キャンプが始まったのは1946年で、読売ジャイアンツが愛媛県松山市にある旧制松山高校、現在の愛媛大学教育学部付属中学校にて公式戦に向けて練習を行ったことから始まったと言われています。

キャンプは、ラテン語で「平らな」を表す言葉で、平らな場所に砦を築いて軍事訓練を行ったことから、軍事訓練をする場所は「キャンプ」と呼ばれています。そこから転じて、「仲間と共同生活をする」という意味になったそうです。日本プロ野球で同様に「仲間と共に練習を行う」ことから、「キャンプ」という言葉が使われるようになりました。

キャンプの内容

秋季キャンプでは、基礎トレーニングを行ったり、他の球団で自由契約となった選手の入団テストを行います。

春季キャンプは、1クールが4日か5日となっており、3日行って1日休み、または4日行って1日休みというように、スケジュールを組んで行うようです。

最初は基礎トレーニングを中心に行い、ランニングやキャッチボールなどで体をほぐす。体が慣れてきたら、長距離のランニングを取り入れたり、守備やピッチング、バッティングや紅白戦も行います。

キャンプが行われる場所

キャンプ、日本全国以外にも海外といった幅広い場所で行われますが、ほとんどのチームが、沖縄県と宮崎県で行っています。

理由は、沖縄県はキャンプを行う期間の平均気温が15℃以上で、日本国内で一番温暖な地域で、宮崎県は、沖縄県ほど気温が上がらないものの、晴れの日が多いからと言われています。

最近では、特に気象条件の良い沖縄県をキャンプ地に選ぶチームが増え、1月下旬頃から選手が順次キャンプ地入りしていくことが多いようです。

練習以外にも行われること

キャンプは、選手が練習を行うためだけではありません。キャンプを行う自治体に住んでいるファンとの交流も大切にしています。交流イベントを行ったり、子どもたちのために少年野球教室を開いたり、積極的にファンとの触れ合いの場を設けられています。

休養日には選手が観光をしたりするので、練習場以外でも選手と交流することも可能とか。キャンプにおける経済効果はl非常に大きいため、キャンプを誘致する自治体も増えてきています。

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