「セパタクロー」とは

セパタクローとは、別名『足のバレーボール』と呼ばれるスポーツです。

バレーボール同様にコートの中央にネットが張ってあり、そこを境に選手が足のみを使い、ボールをお互いのコートに蹴り合い、ボールを落としたら得点となるスポーツです。セパタクローはサッカーとバレーボールを合わせたようなスポーツだと言えます。

「セパタクロー」の起源

セパタクローのボールは現在合成繊維でできていますが、以前は籐(ラタン)と呼ばれる植物を使って作られていました。この籐(ラタン)という植物は日本では自生していないもので、熱帯雨林や亜熱帯が多い東南アジアに分布しています。そのため、セパタクローの起源は東南アジアとなります。

諸説ありますが、9世紀頃から、東南アジアの各国で伝えられてきた伝統的なスポーツといわれています。マレー半島に伝わっていたボールを地面に落とさないように数人で蹴り合う「セパラガ」、また空中につるした篭の中にボールを蹴り入れ、蹴り方の難易度で得点を競い合うタイの「ジャンクイタクロー」などがその原型だと言われています。

また「セパ」はマレー語で「蹴る」、「タクロー」は「籐(ラタン)製のボール」を意味します。つまりセパタクローは「籐製のボールを蹴る」という意味なんだそうです。

東南アジアで人気のスポーツ

東南アジアでは競技人口は5万人を超えると言われているほど人気スポーツなんです。

セパタクローの世界ランキング堂々の1位は男女ともにタイです。タイでは非常に人気のあるスポーツで、校庭や公園、空き地など町のいたる所にセパタクローのコートが溢れており、誰もが気軽に楽しめる環境が整っています。

またタイにはセパタクローのプロリーグも存在します。セパタクローがアジア競技大会の正式種目に認定された1990年以降、タイは男女合計で26個の金メダルを獲得しています。金メダル獲得数2位のミャンマーが5個なので、タイが圧倒的に強いスポーツなんです。

日本国内のセパタクローの競技人口は実は2000人ほどと言われていて、世界的にも競技人口は増えており、オリンピックの正式種目の候補にもなっているそうですので、今後注目のスポーツですね。

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