運動やケガをした時は氷などで冷やすことが当たり前と教えられてきましたね。特に野球のピッチャーは登板後アイシングを行って、肩ひじを冷やしていましたね。
しかし、近年は冷やす事より温める事に注目が集まりました。
温める事でどのような効果があるのでしょうか。
少しですが紹介したいと思います。

わかってきたアイシングのリスク

アイシングを行うと筋肉の再生が遅れることが確認されたのです。アイシングによる血流の低下によって、筋肉の再生に必要なマクロファージという細胞の働きに影響が出ていると考えられます。アイシングには痛みを緩和する効果がありますが、損傷した組織の回復にはマイナス面があるようなのです。

アメリカでは

アメリカでもアイシングについて、さまざまな議論が起こっていることが分かりました。実は、アメリカは、アイシングを取り入れた応急処置の方法「RICE処置」の発祥の地。1970年代末に提唱され、その後、日本でも広く普及しています。RICEとは、Rest(安静)・Icing(冷却)・Compression(圧迫)・Elevation(挙上)の4つの方法を指します。ところが、近年、このRICE処置の効果を否定するような研究や事例が数多く報告されているのです。

使いわけ

「アクセル=温める」と「ブレーキ=冷やす」のバランスが大切だといいます。温めることは血行を良くし、患部の治癒を進めます。一方、「冷やす」ことは、痛みを緩和し、出血や炎症を抑えますが、血行が低下するため、患部の治癒は進みません。ケガの状態やタイミングに応じて、アクセルとブレーキを使い分けることが大切なのです。

ケガによって

■急性のケガ(打撲・捻挫・肉離れ など)
患部の痛みや熱をおさめるため、ケガの直後は冷やす。そして、痛みが和らいだら温めたり動かしたりして血流をよくする。

※アイシングはあくまで「応急処置」なので、大きなケガや痛みや内出血が止まらない場合は、病院での診察・治療を受けてください。

■慢性のケガ(肩こり・腰痛 など)
痛みが起こっている場所の血流を良くするため、基本的に温め、血流を良くします。ストレッチやエクササイズなどを併用すると、より効果が期待できます。

■疲労(重だるさ・むくみ など)
血流を促進させて、筋肉に蓄積した老廃物などを解消させます。最も効果的なのが、温浴と冷浴を交互に行う「交代浴」です。それぞれ2分行い、4回繰り返すのが目安です。

※心臓などに持病がある方は控えてください。

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