運動時の熱中症は

ダッシュの繰り返しやランニングで多く発生しています。防具や厚手の衣服を着用するスポーツ(ラグビー、柔道、剣道等)でも起こりやすくなります。また、休み明けや合宿の初日などにも多く見られるそうです。
熱中症になりやすい環境としては、梅雨の中休みや梅雨明け時など、急に暑くなったときに多く発生しています。屋外だけではなく室内でも起こるおそれがあります。湿度が高いとそれほど暑くなくても熱中症になりやすいとされています。
お酒をたくさん飲んだ翌日、朝食を抜いている、寝不足も熱中症になりやすく、暑さの耐性には個人差があり、肥満傾向の人は熱中症のリスクが高くなります。

熱中症を防ぐために

①環境
梅雨の中休みや梅雨明 けなどに急に暑くなり、体が暑さに慣れていないときに多く発生します。5月や6月でも発生します。また、9月以降にいったん涼しくなった後の暑さのぶり返し時も気をつけましょう。
暑さに慣れるまでの1週間くらいは、短時間で軽めの運動から始め、徐々に慣らしていきましょう。

②運動時
こまめに水分補給をとはよく聞きますが、具体的には0.1~0.2%の塩分を含んだものが有効です。スポーツドリンクの場合は、100ml中ナトリウムが40~80mg含有されているのが目安とされ、運動量が多い場合は、適度な糖分を含んでいる方が疲労回復に役立ちます。
飲料の温度は、5度~15度が最適のようです。

③体調管理
体調不良を訴えたり、相談できる雰囲気を作りましょう 選手や参加者も、我慢をせずに不調を伝えることが大切です。
具合が悪くなったら早めに対応するることが重要なので、緊急時のために、応急手当の研修や病院等への連絡体制を整えておく必要があります。

どのような症状がでますか

失神、めまい、頭痛、吐き気、筋肉痛や筋肉の硬直、大量の発汗や高体温、倦怠感や虚脱感などがあげられますが、これらの症状が出た場合には意識の有無を確認しましょう。
ない場合は救急隊を要請しますが、ある場合は涼しい場所へ避難をして、脱衣と冷却をしましょう。
次に水分を自力で摂取きるか否かが判断基準になり、できない場合は医療機関への搬送を要請して、出来る場合には水分と塩分の補給をしましょう。
最後に回復したか、しないかがチェック項目となりますが、回復しない場合は医療機関へ搬送をしましょう。

これからが本番になりますので、周りの方で具合が悪そうな人がいないか注意していくことが必要になります。

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