陸上の短距離のスタートと言えばクラウチングスタートですね。
短距離選手じゃないとこのスタートは経験できませんよね。
いったいクラウチングスタートはいつごろから行われていたのでしょうか。
今回はそんなクラウチングスタートの歴史を紹介したいと思います。

クラウチングスタートの歴史

クラウチングスタートの歴史は古く、すでに120年前にはスコットランドで考案されていました。本格的に脚光を浴びるきっかけになったのは、第1回アテネオリンピックでのことです。そのころはまだスタート姿勢の研究が進んでおらず、どの選手も思い思いバラバラの姿勢でスタートしていましたが、アメリカ代表のトーマス・バーグが現代の物と何ら遜色のないクラウチングスタートの姿勢を取りました。バーグはこの大会の100mと400mで優勝を勝ち取り、観衆に大きな衝撃を与えました。また、この大会でのバーグを『アスレチックジャーナル誌』が大々的に報じたため、陸上競技者の間にクラウチングスタートの存在が瞬く間に広がり、急速な普及に一役買うことになりました。

スタート姿勢

クラウチングスタートは、まず肩幅より少し腕を広げて両指を地面に付き、前足側は膝を立てます。そして少し下がったところにうしろ足の膝を伸ばして置き、腰を上げて静止するというスタート姿勢です。クラウチングスタートというのは和製英語で、英語では「しゃがむ」を意味する「crouch start(クロウチスタート)」と呼ばれています。

公式陸上競技規則では、400m以下の競技はこの姿勢でのスタートがルール付けられています。そのことから分かるように、主に短距離走に特化したスタート姿勢と言えます。クラウチングスタートがなぜ短距離に向いているかと言うと、低い姿勢から蹴り出したときの反発力は、上体を起こしたときよりも、体を前に進める力が大きいからです。

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