運動後に行う「静的ストレッチ」とは

「静的ストレッチ」は、勢いのある動的ストレッチの動作とは異なり、ゆっくりと筋肉を伸ばすようにして行う運動です。

疲れを取るのに向いており、激しく使った筋肉を落ち着けることで怪我防止も期待でき、筋トレ後のクールダウンにオススメです。

静的ストレッチで期待できる主な効果は、副交感神経を優位な状態に変える、疲労して硬くなった筋肉をほぐす、血行を促進して疲労の回復を促すなどがあります。

副交感神経が優位になりリラックスできる

動的ストレッチとは反対に、静的ストレッチは副交感神経を優位にさせます。

副交感神経が優位になると筋肉は緊張状態から開放され、緩んでリラックスした状態に。また、静的ストレッチのさいは深呼吸で行うため、リラックス状態をより高められます。

筋トレ後になかなか疲れが取れないという方は、交感神経から副交感神経への切り替えが上手くいっていないのかも。トレーニングをしたら静的ストレッチでクールダウンさせる習慣を身に着けてみてください。

運動後に硬くなった筋肉をほぐせる

限界近くまで追い込まれた筋トレ直後の筋肉は、緊張状態が続いて硬くなっています。そのまま、放置してしまうとコリや痛みに繋がってしまうことがあるので、緊張を解いてあげなくてはなりません。

静的ストレッチは筋肉をゆっくり伸ばす動作がメインとなるので、緊張した筋肉をほぐしてリラックスした状態へと導いてくれます。

コリや痛みといったトラブルを予防するには、筋肉をいたわってあげることが大切。筋トレ後は静的ストレッチでしっかりケアしましょう。

血行促進によって早期の疲労回復ができる

筋トレ後は体内に疲労物質が溜まり、そのままの状態にしておくと疲労感が長引いたり激しい筋肉痛の原因に。

筋トレ後に静的ストレッチをすると血行が促進され、筋肉に溜まった老廃物がスムーズに取り除かれるようになります。新鮮な酸素が身体にきちんと循環され疲労回復が早くなるので、次回の筋トレもベストコンディションで取り組めますよ。

いつも疲れが残ってしまい毎日筋トレするのが辛いと感じている方は、筋トレの締めくくりに静的ストレッチをして血行を促してみてください。

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