「断食」ってどんな効果があるの?
割とよく聞く「断食」ですが、実際、食べないだけが断食なのでしょうか?その効果とやり方をご紹介します。
「断食」とは
「断食」とは、飲食行為を断つことで。一定の期間、全ての食物あるいは特定の食物の摂取を絶つ宗教的行為のことで、「絶食」「不食」という表現が使われることもあります。
現代では絶食療法(一般に言う断食療法)として、医療行為ないし民間医療ともされ、固形物の食べ物を口にするのを止める行為であり、水すらも一切飲まない断食もあるそうです。
「断食」の効果とは
断食をすることで、体重の減少、脂肪が燃焼されることでの代謝アップ、内臓機能の回復、生活習慣病の予防といった効果が期待でき、健康な身体に近づくといわれています。ただ、断食する期間にもよりますが、断食が終わり通常通りの食生活に戻れば、一定期間で体重が戻ってしまうようです。
それでも「断食」は現代人に必要と言われているのは、断食を行なうことで、身体に蓄積した老廃物をリセットする効果が期待できると考えられているからです。現代人は食生活の偏りに加え、過食により、必要以上に食べることで、標準体型より太ってしまう場合もあります。また、加工品を食べたり外食したりすると、さまざまな食品添加物や有害ミネラル、残留農薬などが体に蓄積され、老廃物を排出しにくい体になっているといわれています。このため「断食」をすることで、身体に蓄積した老廃物をリセットする効果が期待できると考えられています。
「断食」のやり方
まずは身体を慣らす
「断食」は、急に始めると、身体がついていかず、失敗してしまう恐れがあります。さまざまな断食方法がありますが、一般的に断食前の準備期間は、1~2日設け、ごはんや玄米と野菜中心の和食を腹七分程度食べるようにし、水分もしっかりと取っておくようにします。
断食期間は1日~3日程度
断食期間中は1日~3日程度にしましょう。その間、固形物は取りません。ただ、水やノンカフェインの飲み物はしっかり摂取しましょう。
また、週末だけの断食、半日だけの断食でも、同じような効果が期待できます。その際は、日常の食事で暴飲暴食をしないことが大切です。
回復期間を設ける
断食が終わったからといって、その日にから思いっきり食事すると、内臓が驚いてしまいます。お粥など、胃腸に負担をかけない食事を心がけ、動物性食品は数日控えておきましょう。回復期間として断食期間と同程度の期間は必要です。
「断食」のデメリット
断食をすることで、ダイエットだけでなく、体の不調や生活習慣病予防のメリットが期待できますが、正しい方法で断食を行なわなければ、体へ悪影響を与えることがあります。
断食はあくまでも健康な方が行うもので、何かしら疾病がある方は必ず主治医に相談をしましょう。普段からお腹いっぱい食事をしたり、だらだらと食べる食習慣が身についていると、断食期間が苦痛で挫折してしまう場合があります。
また、ダイエット目的に断食をしても、日頃の食生活のバランスを良くしなければ、また元に戻ってしまいまうのも注意が必要です。
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