背油チャッチャ系のラーメンには必ずと言って良いほどトッピングされているもやし。背油ラーメンの汁の上にドンっとのっかているもやしをスープに染み込ませて一気に食す。これぞ王道の背油チャッチャ系ラーメンの食べ方ですね。と、まあ、ここまでは単なるデブと言われる種族の会話になりますが、あんなにドカっとのせて採算取れているのかな?と疑問に感じませんか?
男性諸君は滅多にスーパーマーケットなどで買い物をしないので、なかなか野菜の値段の相場がピンっと来ないかもしれませんが、もやしは平均で1パック30円しないくらいで販売されています。そう、安いんです。それにラーメン屋であれば大量のもやしを業者に頼むであろうから、原価自体はかなりのお買い得特価になっているのでしょう。
でも、知っていましたか?もやしって実は栄養抜群なんです。

栄養価抜群!

豆類の種子から作られる「もやし」は、もともと良質のたんぱく質を含んでいます。さらに、もやしが野菜の王様と呼ばれる理由は、その発芽パワーにあります。大豆もやしの場合、種子の状態ではほとんど含まれていないビタミンCが、発芽後にはなんと5倍にもなるようで、更にビタミンB2も3倍に増加します。また、近年注目を浴びているアミノ酸の一種「アスパラギン酸」が、発芽に伴って生成されることが科学的に証明されているようです。しかも超低カロリーで、100gあたり約12kcalと、食べるためにもエネルギーが必要ですから、おや?いまもやしを食べたんだっけ?と忘れてしまうほどのカロリーの低さですね。

現代人には必要なギャバが豊富

実はもやしにはギャバが多く含まれるものもあるらしいです。
ギャバとは、気持ちを落ち着かせる「抗ストレス作用」があります。ギャバは、脳に存在する抑制系の神経伝達物質として、ストレスを和らげ、興奮した神経を落ち着かせる働きをしています。ドーパミンなど興奮系の神経伝達物質の過剰分泌を抑えて、リラックス状態をもたらす作用があるようです。
現代社会はストレスがいっぱいです。そのため、体内にあるギャバは、ストレスを和らげるために使われて、常に不足しやすい状態になっています。本来なら、ギャバは体内で十分な量が作り出されるのですが、ストレスにさらされていたり、高齢になってくると、体内のギャバ量が少なくなる傾向があるようです。ギャバが不足すると、興奮系の神経伝達物質が過剰に分泌するのを抑えることができなくなるようで、リラックスできずに精神的な緊張感が続いてしまうとのこと。
ちょっとしたもやしの量では不足してしまうでしょうが、取らないよりはマシと言ったところでしょうか。

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