スイカは実は野菜

スイカは野菜と果物のどちらに分類されるのかということですが、実はスイカは分類上では野菜になります。しかし、みなさんもご存知のようにスイカは、果物として利用をされることが多いことから、単なる「野菜」ではなく「果実的野菜」として扱われています。

果実的野菜とは、なんとも曖昧な表現ですが、これは農林水産省により定められているのです。つまり、スイカは野菜でもあり果物でもあるのです。

農林水産省によると、野菜と果物の分類にはっきりとした定義はありません。生産や流通などそれぞれのラインによって、決め方が異なってしまいます。

例えば一部の卸売市場では、スイカは野菜として出回っていますが、八百屋やスーパーでは消費者が消費する形態に合わせて、スイカは「果物」として扱われているのです。

低カロリーなのでダイエット中でも安心

甘いスイカは美味しいですが、気になるのはカロリーが高いんじゃないのかということ。スイカのカロリーは、100g当たりで37 kcalほどです。ごぼうだと100g当たり65kcalなので、スイカは野菜にしては甘いけど、カロリーは低いんですね。スイカはほとんど水分ですので、コップ1杯分200mlでも74kcal。
ダイエットに期待できるスイカの栄養分は「シトルリン」というアミノ酸。シトルリンは、血管を拡張させる作用がある一酸化窒素を増やす働きがあるので、末端の毛細血管までの血流を改善してくれます。

見分け方のポイント

●スイカの糖度
スイカは収穫されるとその時点で成長が止まり追熟はしないので、買う時点でしっかりと熟した甘いものを選ぶ必要があります。近年は出荷元やスーパーなどでも糖度を測って表示している所が多いので参考にすると良いでしょう。12度以上なら甘いスイカです。13度以上なら間違いなく美味しいですよ。ただし、あくまでも糖度についてです。熟しすぎの場合もあるので注意してください。
●スイカは叩けば分かる!?
スイカは昔から手のひらでパンパンと叩いて、その音で見極めるとよく言われてきました。昔は甘さよりも熟し度が重視されていたからなんです。
よく完熟したスイカは叩くとボンボン(BonBon)と澄んだ音で響きます。これが未熟だとポンポン(PonPon)と高い音がします。また熟しすぎている物は低い音ですが鈍く潰れたようなボタボタという音になります。でも、これ、慣れた人にしかなかなか聞き分けられないんです。
●ツルの付け根がくぼんでいるもの
スイカは熟すとツルの付け根の部分が少しくぼみ、その周りが盛り上がったような形になります。その部分がへこんでおらず、まるい球状の表面に軸が出ているような物はまだ未熟なものなので避けてください。ツルが付いている場合は、ツルが緑色の物にしましょう。枯れている物は鮮度が落ちています。
●スイカの模様とその表面がくっきりとして凹凸があるもの
一般的なスイカは薄い緑の表面に濃い緑の縦模様が入っています。この模様がはっきりとしていて、さらった時にかすかにへこみ、模様の無い部分が膨らんでいます。この凹凸がはっきりしているほど良く熟し甘味が強いスイカの傾向があります。

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