はじめに

100gあたりに含まれているナスの栄養成分を調べてみると、90%以上が水分でカロリーも20kcalと低いため、栄養価が低いと思われがちですが、実はナスには特有の栄養が含まれています。

①ナスニン
ポリフェノールの一種である「ナスニン」は、ナスの皮に多く含まれている抗酸化物質です。抗酸化物質には老化や免疫機能の低下など健康に影響を及ぼす活性酸素を取り除いたり、酸化を抑制したりする効果があるとされています。

②カリウム
ナスはカリウムが比較的多く含まれています。カリウムは浸透圧に影響する成分で、塩分をとりすぎたときはカリウムをとることで体内の塩濃度をコントロールすることをおすすめします。

③食物繊維
食物繊維が多いのもナスの長所です。食物繊維は消化を助け、胃腸を整える役割があると言われています。また、先述した通り、ナスの大部分が水分でできているのでダイエット食としてもおすすめです。

効果

① デトックス効果
なすには、カリウムが豊富に含まれています。カリウムは、体内の余分な塩分や水分などの老廃物の排出を促して、体内の体液バランスを整える働きがあります。カリウムが不足すると、水分をため込んでしまうので、顔や脚などがむくむ原因になるので注意しましょう。なすは、ダイエット中に大敵なむくみ対策にも大活躍する野菜です。

② アンチエイジングケアや生活習慣病予防
鮮やかな紫色が特徴的ななすの皮には、ポリフェノールの一種である「ナスニン」と呼ばれる栄養成分が含まれます。これは、ブロッコリーやホウレン草などの野菜よりも強力な抗酸化作用をもつことから、シミやシワ、たるみ、ソバカスなどの肌トラブルを防いでアンチエイジングケアに活躍してくれますよ。さらにナスニンは、コレステロール値を低下させる働きがあることが研究で明らかとなっています。このため、高血圧症や生活習慣病の予防などに効果が期待できると言われているそうです。

食べる際のポイント

① 水につけすぎない
なすはアクが多く含んだ野菜なので、調理するときは水にさらしてアク抜きをする方も多いと思います。しかし、このアクの成分はクロロゲン酸と呼ばれ、抗酸化作用が期待できると言います。クロロゲン酸は水に溶ける性質をもった栄養成分なので、長時間水にさらし続けないようにするのがポイントです。

② 組み合わせて食べる
なすには、夏野菜の特徴であるカラダを冷やす働きがあると言われています。冷えは代謝を落としてダイエット効果まで下げてしまう可能性があるため、注意が必要です。なすを食べるときは、「長ネギ」や「生姜」などのカラダを温めてくれるものと組み合わせて食べるように工夫するといいそうです。

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