直接冷やさない!就寝時、冷房器具の使い方に注意しましょう!
寝苦しい夜が続きますね。エアコンや扇風機に頼ってしまいますが、冷房器具の使い方には注意が必要なんですよ。
就寝時の冷房器具使用の注意点
蒸し暑くて寝苦しい夜の場合、扇風機の風があるだけでも寝付きがよくなるので、重宝しますが、「扇風機をつけっぱなしにして寝ると風邪をひく」など、身体への悪影響が気になる方も多いと思います。
扇風機は、位置取りや風量によっては、思わぬ体調不良を招いたり、風邪をひいてしまう可能性があるため、注意して使う必要があります。実は、無害そうに見える扇風機の風やエアコンの当たりすぎは身体にはもちろん良くありません。
扇風機の風は、エアコンと違って冷たい空気ではないものの、風が直接当たることで身体が冷えてしまうという点は同じです。寝る時に扇風機を使用する場合には、体調を崩さないように風が身体に直接当たらないようにすることが何より大切です。
身体を直接冷やさない!
人間の身体は、睡眠中は疲労の回復のために代謝が活発化します。日中に使った脳をクールダウンして休ませるため、睡眠中は体内の温度を低下させ、熱を放出しようとするためです。また、多くの栄養素を身体の隅々まで行き渡らせるために、寝ている間は血管が拡張され、主に皮膚への血流が上昇します。こうした状態の身体というのは、いわば「表面から熱を放出している状態」なのでとても冷えやすく、ここに扇風機の風が当たると必要以上に体温が低下してしまいます。
こうした過剰な体温の低下が、風邪や疲労感などのほか、消化器系などに影響を与えて「寝冷え」などを引き起こす原因となってしまいます。クーラー病という言葉のせいか、身体の冷えはエアコン特有の現象だと思われがちですが、実は扇風機の風でも身体は冷えてしまいます。
こうした冷えを防ぐためには、扇風機の配置や向きを工夫して、涼しく寝られる上に、身体が冷えないという環境を作る必要があります。
冷房器具の機能を活用しよう!
寝苦しい夜は、冷房器具をつけることもあるでしょう。しかし、朝までずっとつけっぱなしにするのは、身体によくありません。人は寝ついた最初の3時間ほどはノンレム睡眠という状態で、この間は脳が休んでいる時間のため、自分で体温調節することができないそうです。
また、人が眠りにつくためには、体温を下げる必要があるため、エアコンを使うなら寝るときの最初の3時間だけタイマーを設定しておくと良いみたいです。
風が当たると体感温度は数度低くなると言われており、扇風機で過ごすという方も多いそうです。しかし、扇風機の場合、首ふり機能を使わず、一晩中身体に風が直接当たる状態だと危険なんです。
朝起きたら喉はカラカラになって、必要以上に体温が奪われている可能性があります。また、睡眠中に汗をかいてそのまま扇風機の風に当たっていると、風邪をひいてしまうこともあります。扇風機を使う場合、必ず弱い風で首ふりを設定して、冷房と同じように最初の3時間程度で切れるタイマーを設定した方がいいかもしれません。
就寝前に水分を摂っておく!
夜中にトイレで起きるのがイヤで、水分を控える方がいるそうですが、これは危険です。人は一晩で、コップ1杯の汗をかくと言われていますが、暑い夏場ならそれ以上になる可能性もあります。それなのに睡眠前に水分を控えてしまっては、朝起きたときにかなりの水分不足状態になってしまいます。身体のためにも、またお肌のためにも必ず水分は補給するようにしましょう。
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