はじめに

日々の生活の中でも、仕事でも何らかのトラブルが起こります。そこで問われるのが危機管理能力。いまや誰にでも求められる能力とされています。危機管理能力とは、起こったトラブルや何らかの危機的状況に対して、対処することができる能力の意味です。ビジネスでは、リスクマネジメント、リスクヘッジと呼ばれます。仕事でなくとも、SNSやインターネットの普及で、いつどこで危機的状況に陥ることになるかわかりません。今回は自分も改めて見直したいと思い、危機管理能力が低いとされる人の特徴から学ぼうと纏めてみました。

危機管理能力の低い人の特徴

① 知識やスキルが欠如している
仕事では若手や新入社員に多く見られます。今はまだ知識が足りず、スキルが低いにしても、経験を積むことで、それらの向上は十分に見込めます。ただ、注意すべき点がひとつるそうです。危機管理能力が低いと、自分の失敗によって、まわりの人たちや仕事の流れに、どれほどの影響を与えるか想像できないのも、若手や新入社員の特徴です。自分の失敗を明るみに出したくないがために、隠蔽してしまうことすらあります。彼らの危機管理能力を高めるには、経験のあるベテラン社員がそばにつき、問題解決のフローを目の前で覚えさせるのが有効です。

② 常に受け身
仕事・プライベート関係なく、常に誰かの指示を待っている状態なので、いざトラブルが起こったとしても、自ら考えて対処しようと思いません。むしろ、指示がないことで、トラブルの重要性や深刻さに気づいていないこともあり得ます。まさに、危機管理能力が低いと言えます。自分でトラブル対処法や回避する方法を考えなければ、危機管理能力が伸びるわけもありません。つまり、受け身の人に危機管理能力を高めることを求めても、実践してくれる可能性は極めて低いのです。

③ 自己中心的
基本的に我が身が可愛く、人のことにあまり関心がないタイプなので、何かトラブルが起こったとしても、さっさと責任回避してしまう傾向があります。危機管理能力が低いというよりは、わかっているけれど自分が責任を負う気はないというスタイルです。自分の身を守ることだけは必死なので、自分に対する危機管理能力はとても優れています。頭が非常にキレるタイプで、自己管理能力の意味はよく把握していても、それが自分にしか向けられないのが悲しいところですね。

④ 深く考えない
アイディアがポンポン飛び出してくるものの、そのアイディアを遂行して、どのような危険性があるかまでは考えが及ばないのです。無理やりアイディアを推し進めたとしても、計画自体がしっかり組み立てられていないので、途中で様々なトラブルに見舞われます。トラブルが起こるのは、いかに綿密に計画を練ったとしてもあり得ることですが、想定できるはずのトラブルについて考えいないことが問題なのです。最初に想定される問題点の対処法はしっかり把握しておきたいですね。

⑤ パニックになる
普段いくらマジメに仕事をしていても、予期せぬ仕事が入ってきたり、トラブルに巻き込まれたりして、対処しなければならない時もあるでしょう。そんな、普段はない状態に直面すると、途端にパニックになってしまう人がいます。ある意味、危機管理能力が低いと言わざるを得ません。仕事の進捗状況をチェックすると同時に、トラブル想定もしておくと、危機管理能力を高めることにつながるそうです。

危機管理能力を上げる方法

① 論理的思考を高める
論理的思考は、読書や日々の体験を通して、常に「なぜ?」「どうして?」と疑問を持ち続けることで養われていきます。細かい分析を繰り返すことで、論理的思考が身についていきます。そうすると、「次に自分は何をすべきか」「このトラブルにどう対処すべきか」といったことが明確になってきます。

② 終わった問題を見つめ直す
なぜこんなことが起こってしまったんだろう?と反省することで、次に同じことが起こった場合を想定して、新しいマニュアルを作ることができます。何らかの対処ができていたとしても、「他にいい方法があったはず」と、冷静に考えることもできます。

③ 固定観念を持たない
固定観念があると、物事を考える上で、どうしても視野が狭くなってしまいます。定まった枠の中にいては、見えてくるものも見えてきません。トラブルに見舞われた時に、いつも以上に視野が狭まるので、一方向からしか解決できなくなるのは、危険な時もあるそうです。

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