岡崎公園/愛知県岡崎市

徳川家康公が生まれた岡崎城跡を整備した公園で、復元された3層5階の天守閣がそびえています。園内にある桜は主にソメイヨシノで、岡崎公園とその周辺に約800本の桜が咲き誇ります。日没後はライトアップされるので、夜桜見物もおすすめです。岡崎公園の桜は、「日本のさくら名所100選」にも選ばれていますし、東海随一と名高い夜桜を見ることができる絶好のお花見スポットです。
岡崎公園や乙川河川敷にはたくさんの露店が並びにぎわいます。4月の「岡崎の桜まつり」期間中は、家康行列など楽しいイベントが行われます。

新境川堤の桜並木/岐阜県各務原市

市内を流れる新境川の両岸にはおよそ1200本の桜が立ち並び、日本さくらの会選定「日本さくら名所100選」にも選ばれています。地元出身の歌舞伎役者である市川百十郎がソメイヨシノの苗木を1200本寄贈したことから「百十郎桜」と呼ばれ、満開になると見事な桜並木となります。
桜観覧船に乗って水上から両岸の桜を眺めることができるのも、新境川堤ならではの醍醐味と言えます。水面に向かって垂れ下がる桜の枝の隙間を縫うように進む観覧船からの景色は、地上とは全く違うお花見を楽しむことができると評判です。
さらに、すぐ近くを名鉄線が通っているので桜の中を電車が走る様子を見ることもでき、鉄道ファンからも熱い支持を受ける名スポットとなっています。
そして日没後は、両岸のぼんぼりに灯かりが灯され、幻想的な雰囲気の中で夜桜を楽しむことも可能となっていますので、是非昼間だけではなく夜桜も楽しみにしてみることができます。

木曽川堤/愛知県一宮市

岐阜・愛知・三重の3県にまたがる木曽川下流部の川べりは桜の名所が多いところとして知られています。奈良津堤の桜(岐阜県笠松町)や木曽川・長良川中堤の桜(岐阜県海津市)なども「木曽川堤の桜」の一員ということができるのですが、その中でもハイライトともいえるのが愛知県一宮市・光明寺周辺(国営木曽三川公園・138タワーパーク付近)の桜です。このあたりは、堤4kmにわたって約400本の桜がズラリと並んでいます。これらの桜は明治期に植えられたもので、ヒガンザクラとシダレザクラを中心として、少数のヤマザクラが混在していて、ソメイヨシノを混じえない点が日本各地に見られる桜並木とは趣を異にしています。

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