ベイスターズの東投手、マダックス達成!

4月を首位で終える横浜DeNAベイスターズは、4月30日、敵地で中日を2―0で下して7連勝。開幕4連敗スタートでしたが、4月を終え16勝7敗と貯金を今季最多9に伸ばしました。

この日、先発の東克樹投手は2018年5月16日阪神戦以来、プロ2度目となる完封勝利で3勝目を飾りました。打者29人に対し、被安打4、奪三振6、無四球無失点、わずか97球の“マダックス”を達成しています。

マダックスとは

マダックスとは、投手が100球未満で9イニング以上を投げきり、相手打線を完封することを指します。

完全試合との違いがよく取り上げられますが、マダックスは相手チームがヒットやフォアボールで塁に出てもOKなのに対して、完全試合は相手チームのどの出塁も許されません。条件的には完全試合の方が厳しいですが、バッター1人あたり平均3球で抑えるマダックスもかなり難しい条件です。

名称の由来となったマダックス投手とは

マダックスの名称は、355勝を挙げた殿堂投手グレッグ・マダックス投手に由来します。どの試合でも投球数をカウントするようになった1988年以降、最も多くの「マダックス」を記録しているのは、他ならぬマダックス選手で、その数は群を抜き、現役時代に13度も100球未満の完封劇を演じています。

通算35完封のうち13度を100球未満で達成。抜群の制球力は「精密機械」と呼ばれ、17年連続15勝以上を達成。通算355勝、サイ・ヤング賞4度、最多勝利3度、最優秀防御率4度。14年殿堂入りしています。

マダックスの条件

簡単にマダックスの条件をまとめると
・先発ピッチャーが試合終了まで投げ切って、1点も与えずに完封勝利
・先発ピッチャーの球数が100球未満で勝利

東投手は97球の完封勝利。単純計算で1アウトを取るのに平均3.59球で4球を切っていたことになります。

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