ストレスをコントロールしましょう。その方法とは?
ストレスの原因となる様々な刺激をストレッサー、ストレッサーの刺激により起きる反応をストレス反応といいます。今回、ストレスのコントロールをまとめました。
ストレスと無縁だという人は稀まれだと思います。ストレスというものは、自分で飲み込んでも、他人にぶつけても、どちらにせよたまるのを実感しました。最近のニュースで在宅勤務明けから出社して、ストレスを感じている人が多いというのをみたので調べました。
ストレスの正体は何でしょうか?
まず、ストレスの原因となる様々な刺激をストレッサー、ストレッサーの刺激により起きる反応をストレス反応といいます。
ストレッサー
ストレッサーは主に5つに分けられます。避けられるストレッサーもありますが、避けづらいストレッサーも存在します。
①身体的ストレッサー(睡眠不足、体調不良など)
②心理・社会的ストレッサー(人間関係、多忙さ、仕事のプレッシャー)
③物理的ストレッサー(気温、照明や騒音など)
④科学的ストレッサー(有害物質、大気汚染など)
⑤生物学的ストレッサー(ウイルス、花粉など)
ストレス反応
ストレスを受けたとき、次のような心身に起こる変化をストレス反応といいます。
①身体的反応
過食、だるさ、疲労、肩こり、食欲不振、めまい、不眠、動悸、頭痛など
②心理的反応
集中力の低下、うつ気分、不安、イライラ、物忘れ、落ち込み、うっかりミスなど
③行動的反応
過食、生活の乱れ、性欲減退、暴言暴力、遅刻や欠勤、作業能力低下など
ストレス反応が起きること自体は正常な現象ですが、慢性化するとさまざまな身体疾患や精神疾患を引き起こすことが知られています。ストレス反応は自覚できても原因であるストレッサーは気付きづらいそうです。
コントロール方法
① セルフモニタリング
自分の体調や気分の変化を継続的に記録することを「セルフモニタリング」といいます。これを行うことで自分がどういうときにストレスを感じ、そのとき心身にどんなストレス反応が起こるかを知ることができます。また自分のストレスや不調を客観的に分析することから、セルフモニタリング自体にも気持ちが楽になるなどの効果が期待できます。
②ストレスコーピング(対処法)を考える
ストレスコーピングは、ストレッサーやストレス反応の負担を減らすための対処法です。コーピングにはいくつかの種類があり、それぞれストレスへのアプローチの仕方が異なります。
問題焦点型コーピング
現在直面している問題や状況に立ち向かい、直接的な解決を目指したり具体的な対策を立てるアプローチです。
情動焦点型コーピング
問題そのものの解決ではなく、自分の気持ちや感じ方、考え方を調整するアプローチです。例えば出来事のプラスの側面に注目する、誰かに話して感情を吐き出すといったものです。
ストレス解消(発散)型コーピング
ストレス反応そのものに対処するアプローチで、心身の疲れを取り除いたり発散するやり方をいいます。
最後に
ストレスマネジメントを学び自分で自分のストレスに対処する力を身につけることは、長く働き続けるうえでも重要です。対処法にはさまざまなものが考えられるので、日常に習慣として取り入れやすいものを試してみてください。ただし、すでに心身に慢性的な不調があらわれているときは治療が必要な場合もあります。そのようなときはストレスマネジメントでの自己解決だけに頼らず、精神科や心療内科などの医療機関を受診しましょう。
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