運動不足が「便秘」の原因に?!

外出自粛が続き、運動不足になったり、ストレスを感じている方も多いともいます。そんな中、「便秘」の方も増えているそうです。一般的な便秘は、運動不足や腹筋力の低下、ストレスなどを原因に発症するそうです。たかが「便秘」と侮りがちですが、便秘は老廃物のかたまりであるうんちが大腸の腸管に押しつけられ続けている状態です。腸管は毒素にさらされ続けることになりますから、大腸がんや炎症性腸疾患などのリスクを高めるほか、悪心や食欲不振を招いたり、肌荒れなどにつながったり、気持ちや集中力にも悪影響を及ぼすことがわかっているそうです。

「便秘」は免疫力の低下にもつながる?!

「便秘」は、細菌やウイルスなどと戦う“免疫力”の低下につながる可能性があるそうです。腸内では、善玉菌が酢酸や酪酸といった短鎖脂肪酸をつくりだし、腸壁に粘液を増やしながら腸の上皮細胞を覆っていますが、これが病原菌が腸壁から内部に侵入するのを防ぐなど、感染症予防の役割を果たしてくれています。しかし、便秘が続いて腸内環境が悪くなると、この力が弱まってしまうのです。

腸内細菌は免疫力を高め、感染症にかかったり、重症化したりするリスクを下げる役割の一部を担っていますが、便秘が続くことでこうした機能も弱まってしまうんです。

「便秘」解消には運動が一番!

「便秘」の解消には運動が効果的です。スクワットや、身体をねじる動きや、腹筋運動などは、便の排出に必要な腹筋や腸腰筋を鍛えます。強度の高い運動が苦手な方は、おなかを「の」の字のようにマッサージするだけでも効果があるそうです。

ウォーキングなどの有酸素運動も、血行がよくなり、腸が動きやすくなります。早足であればより効果的です。買い物の際に少し遠回りするなど、毎日30分程度のウォーキングを目指しましょう。

また、運動は体温をあげることで、免疫力を高めます。外に出て日光を浴びれば、骨を強くするほか免疫力にも関係があるといわれるビタミンDが体内で合成されますメリットもあります。

外出自粛といっても、外出自体がダメなわけではないので、人混みを避けて、人との間隔に注意し、マスクをしたりと工夫しながら、できるだけ外で散歩やウォーキングなどの運動をしましょう。

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