クエン酸が豊富な「梅」が誇る健康効果とは
身体にいいと言われる「梅」は、なんといってもクエン酸が豊富。でももちろんそれだけじゃないんです。
「梅」は身体にいいクエン酸が豊富!
爽やかな香りのよさや独特の味わいで、梅干しや梅酒をつくる材料として、古くから親しまれている「梅」。代表的な食べ方である梅干しは、アルカリ性食品の代表的な存在と言えます。「梅」は酸っぱいという理由で、酸性ではないのかと考えてしまいがちですが、これは間違いです。梅干しなど植物性食品に多いアルカリ性食品と、動物性食品に多い酸性食品をバランス良く食べることで、体内のpHバランスを適切に保つことができるそうです。
疲労回復効果が高い「梅」
梅の最大の特徴は、酸味成分であるクエン酸という栄養が豊富に含まれていることで、クエン酸には疲労回復の効果があります。疲れたカラダにクエン酸が入ると、体内のエネルギー生産が強化されるほか、疲労物質の排出がスムーズに行われるため、カラダの疲れが回復しやすくなります。
また「梅」に含まれているリンゴ酸は、さわやかな酸味を持つことで知られる有機酸の一種で、クエン酸と同じく疲労回復に効果があります。
ガン細胞の増殖防止やお肌にも効果的!
「梅」に含まれるコハク酸は、細胞の血管新生を抑制することから、ガン細胞の増殖を防止する効能があると期待されています。コハク酸は貝類に含まれるうま味成分の一種。食品添加物としても使用されるほど、強いうま味を持つのが特徴です。
また、有機酸の一種である酒石酸(しゅせきさん)も含まれていて、肌を引き締める収れん効果があります。開いてしまった毛穴や、過度な皮脂の分泌に悩んでいる人にとって、うれしい栄養成分と言えます。
意外にもカルシウムが!
意外にも「梅」にはカルシウムが含まれています。カルシウムは、骨や歯を作るために必要な栄養として広く知られています。また、イライラを抑える効果があることで有名です。血中のカルシウム濃度が低くなると、骨に蓄えられているカルシウムが使われるため、骨の強度がもろくなる可能性があります。イライラしがちな人は、神経の興奮を抑えるためにも、また骨がもろくならないためにも、カルシウムを意識的に摂取するようにしましょう。
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