人とくっつきあっている

仕事のときであれ、ほかのときであれ、インフルエンザシーズンの冬場は、ほかの人と接近して過ごす時間が長くなります。「冬は室内で過ごす時間が長くなりがちで、咳やクシャミを介して細菌を共有することに」とのこと。
対抗するには、睡眠と適切な水分補給がベストだそう。

運動をサボっている

毎日運動することの重要性も強調。定期的に中くらいの強さの運動をしていると(毎日歩くだけでも)、免疫力がアップしそうなのです。医学誌で報告された研究では、体重が多すぎる閉経後の女性を、週に5日中くらいの運動を45分行うグループと、週に1回簡単なストレッチを45分行うグループに分けて、1年間にわたり風邪のひきやすさを比較しました。その結果、中くらいの運動グループの方が、1年の間に風邪をひく回数が少なく、研究の終わりころには、ストレッチのグループが風邪をひくリスクは3倍も高くなったそう。

どうしてか? この研究では、運動すると、唾液中の免疫グロブリンA(IgA:免疫機能がちゃんとはたらくために重要な、粘膜内の抗体)が増加するためではないかと考えられています。

免疫力が下がっている

「免疫系の病気や、免疫系を標的にするタイプのがん(リンパ腫や白血病のような)、あるいは免疫系を抑制する薬(化学療法を受けている場合など)のせいで、免疫力が下がっている人は、風邪などの感染症にかかりやすくなっています」とのこと。

免疫力低下の程度はごくわずかから重度までさまざま。血液中のIgAが少ない場合も免疫力が弱まり、呼吸器の感染症にかかりやすくなるそう。

もちろん、免疫力や風邪に対する抵抗力の強さには年齢も影響。「幼児とお年寄りは免疫力が弱いため、重い感染症になるリスクがずっと高くなります」とのこと。

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