「アロエ」の種類

日本で出回っているのは、アロエベラとキダチアロエというもので、主に食用として用いられるのはアロエベラで、一般的にアロエと呼ばれるものです。大きな葉が特徴で、表面の皮をむいて中の果肉を食べます。キダチアロエは、薬用や鑑賞として用いられるアロエで、アロエベラと比較すると小さめで、苦みが強く食用には向いていないようです。

整腸効果や、鎮痛・殺菌作用のある「アロエ」の成分

アロエベラとキダチアロエ、どちらにも苦みがあり、この苦み成分はアロインと呼ばれる植物フェノール系成分です。主に外皮に多く含まれており、胃腸の働きを活発にする効果があると言われています。ヨーグルトにアロエを入れることが多いのは、アロインによる整腸効果を得るためなんだそうです。

また、植物フェノール系成分には、アロエエモジン、アロエチン、アロエニン、アロエシンなどがあり、それらは鎮痛作用や殺菌抗菌作用が確認されています。傷口にアロエを塗ると症状が緩和するのは、これら成分の働きによるものなんだそうです。また、火傷や日焼けによる皮膚の炎症に効果のある成分が、アロエの葉肉に含まれるムコ多糖類で、免疫効果もあるとされ、皮膚の修復に効果があると言われています。

アロエベラのみに含まれる成分として、サポニンという成分が含まれています。サポニンは抗酸化作用が強く、コレステロールの上昇を緩和する効果を持つ成分なんです。

「アロエ」の効果は他にも様々!

口内炎、歯茎の腫れに

アロエのしぼり汁、もしくは煎じ汁でうがいをすることで、口内炎や口臭予防、また歯茎の腫れの緩和に効果があるそうです。アロエの果肉をゼリー状にして口に含むことでより大きな効果を期待でき、歯の痛みの緩和にも効果があると言われています。

のどの痛みに

アロエをジュースにして飲むことで、のどの痛みがされると言われています。のどを潤すようにゆっくりと飲むことがポイントです。

筋肉痛、関節の痛みに!

アロエの生汁を患部に塗り込みマッサージすることで、筋肉痛や関節の痛みが緩和されると言われています。シップのようにテーピングでアロエの果肉を貼り付けておくことでも効果があるそうです。

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