寝過ぎで頭が痛いのは「片頭痛」!

寝すぎた時に頭が痛い、、、これは実は「片頭痛」になります。「片頭痛」は主に頭のこめかみのあたりに現れる頭痛で、ズキズキとした痛みがあり、一度症状がでると数時間から数日ほど持続することもあるそうです。こめかみの片側に頭痛が起こることが多いことで、片頭痛と呼ばれていますが、両側に頭痛が起きることももちろんあります。

偏頭痛は、寝過ぎの他に、ストレス、過労、過度の飲酒、喫煙、高血圧、女性ホルモンのバランスの変動などによって、脳の三叉神経という部位からサブスタンスPという物質が脳血管内に放出されます。これにより脳血管が拡張することで、三叉神経が刺激され痛みの原因となるペプチドが放出されズキズキとした偏頭痛の痛みとなるそうです。

寝過ぎと「片頭痛」の関係

寝過ぎると片頭痛が起こるのは「副交感神経」に理由があるそうです。

日中、活発に活動するために、血流量が多くなければいけません。そのため、交感神経が血管を収縮させ血圧を上げ、血液循環を高めます。逆に睡眠時などリラックスしている時には副交感神経が血管を拡張し血圧を低下させることで血流量抑えています。

しかしこの血管拡張によって三叉神経が刺激され、片頭痛を起こすことがあります。そのため寝過ぎで過度に副交感神経が働いた状態が続き、片頭痛が起こることがあるそうです。

寝過ぎで「片頭痛」になったら、どうする?

「片頭痛」は動くと痛みが強くなってしまうことがあるので、外出などはできるだけ控えて、室内で安静にするのが良いでしょう。動くと痛みが強くなるのは、血流量が増えることで三叉神経への刺激が大きくなるからと考えられています。また、安静にするときは室温を低めに設定するとよいそうで、室温が低いと拡張した血管が収縮しやすくなるそうです。

頭を冷やすのも効果的で、水で濡らしたタオルや冷却ジェルシートを使うと良いです。体温が下がると血管は収縮し、状態の軽減が期待できます。患部である頭部を直接冷やすことで、片頭痛の原因となっている部分の血管が収縮しやすくなります。

また、お茶やコーヒーに含まれるカフェインには、血管を収縮させる働きがあります。起床時に片頭痛が起きていたらお茶やコーヒーを飲むとよいでしょう。ホットのものよりアイスコーヒーや冷茶などのほうが体温を下げて、血管を収縮させる働きが高いためおすすめです。

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