パセリの力
あのパセリに
胃痛の改善
パセリの香り成分「ピネン」「アピオール」には、胃痛を改善したり、保護してくれる働きがあります。
胃液の分泌を増やして消化を助けることで、胃もたれの症状を緩和してくれるほか、胃酸が逆流するのを防いで、胃酸による胸やけを予防する効果もあるのです。さらに、ラットによる実験で、パセリには胃潰瘍を抑制する効果も認められているそうです。
また、強い殺菌効果がある「クロロフィル」も含まれており、これは食中毒を防いでくれる効果があるのだとか。お弁当に飾ってあるパセリには、彩り以外にもそのような意味があったのですね。
抗酸化作用
パセリに多く含まれているβカロテンは、強い抗酸化作用を持っていて、体内に溜まっている活性酸素を除去してくれるという働きがあります。
活性酸素は人間の身体には必要不可欠なものですが、余分に溜まりすぎることで害となってしまい、体内を老化させたり、ガンや動脈硬化などを引き起こす原因となってしまいます。
βカロテンは、脂質を一緒に摂取することで吸収率が上がるため、揚げ物に添えられているパセリを見つけたら、ぜひ一緒に食べる事をオススメします。
また、日本人の死因第一位がガン、第二位が動脈硬化による心疾患と言われていますので、日頃からパセリを食事に取り入れるようにし、ガンや動脈硬化を予防していきましょう。
粘膜 皮膚の健康に
β-カロテンは緑黄食野菜に多く含まれていますが、その中でも人参の次に多く含まれているのがパセリです。
モロヘイヤや人参は圧倒的な量ですが、パセリはあしたばやほうれん草よりも豊富なβ-カロテンを含む野菜です。
β-カロテンは体内で必要な量だけビタミンAに変わるため、ビタミンAとしての役割も果たしてくれる優秀な栄養です。
ビタミンAには粘膜や皮膚を健康に保つ効能があります。また、β-カロテンには抗酸化作用もあるため、動脈硬化など生活習慣病を予防する効能も期待されています。
美容効果
パセリの栄養は、ビタミンC含有量がなんとレモンよりも多いそうです。
パセリのビタミンC量は野菜の中でもトップクラスで、野菜平均の3.6倍と大きく上回っています。
ビタミンCはコラーゲンの生成に必要不可欠な栄養です。肌にハリを与え、しわの予防や皮膚や骨を丈夫にしてくれる働きがあります。
また美容面の栄養では不溶性食物線維も豊富。腸内環境を整えるとともに、腸を刺激して便通をうながす効能もあります。便秘は肌荒れの原因にもなることから、便通が改善することで肌荒れの改善や予防にもなります。
ただし、ビタミンCは熱に弱いので、加熱せずにサラダや野菜ジュースにして摂るのがおすすめです。
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