整腸作用

ゴボウの健康メリットを考えた時に、食物繊維の補給・便秘解消を思い浮かべる方も少なくないのでないでしょうか。ゴボウ100gあたりの食物繊維総量は6.1g、うち水溶性食物繊維2.7g・不溶性食物繊維3.4gと野菜類の中でも豊富な食物繊維量を持ちながら、水溶性と不溶性食物繊維のバランスが非常に良い野菜です。

聞食物繊維は大きく分けると水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類があり、野菜に多く含まれているのは不溶性食物繊維。不溶性食物繊維は便のかさを増やし腸の蠕動運動を促進することで便秘解消効果がある反面、摂取しすぎる・水分が足りないと便を固くしすぎて便秘を悪化させてしまう可能性もあります。このため食物繊維が豊富で、かつ水溶性食物繊維が占める割合の高いゴボウが優れた食物繊維補給源として便秘解消に取り入れられてきたと言えるでしょう。微量ではあるものの腸内の善玉菌を活性化するオリゴ糖が含まれているため、腸内環境を整える働きも期待されています。

むくみ予防

ゴボウは食物繊維が豊富なことに加え、カリウムも100gあたり320mgと比較的多く含む食材。カリウムは体内でナトリウムとバランスを取り合う性質があり、ナトリウム排出を促すことで体内の水分量を調節する・利尿効果を持つと考えられているミネラル。カリウム不足や味の濃い食事をした後などのむくみ緩和に役立ってくれますし、ゴボウに含まれている水溶性食物繊維(水溶性ムコ多糖類)の一種イヌリンも利尿作用が期待されています。カリウムのイヌリンの補給から、ゴボウはむくみ対策としても取り入れられています。

スタミナアップ

ごぼうには、アミノ酸の一種であるアルギニンという栄養が含まれています。
アルギニンには、血管を拡張させて血流量を増加するという効能があります。実はこれが、疲れやすい体質の改善や、EDのお悩みに効果的。
血流量が増加することで体内に酸素が多く回るようになり、全身にエネルギーがみなぎるようになるのです。
また、EDの原因として血管障害が挙げられることも多く、その解消にも役立ちます。

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