日本国内でのきのこ生産量一位で、通年安定した価格で購入できるえのき。どんな効果があるのでしょうか。
えのきは、鍋の材料にしたりさっと湯でて和え物など、料理のバリエーションも豊富。メインの素材を引き立てる名わき役としても大活躍します。
整腸作用
えのきの栄養成分として代表的なのが食物繊維。エノキタケの食物繊維含有量は100gあたり3.9gときのこ類の中では豊富な部類で、生100gのキャベツやセロリの約2倍。全体的に食物繊維が豊富とされるキノコ類の中でも食物繊維が多い部類ですし、料理にも加えやすいので便利な食物繊維補給源であると言えますね。加えてえのきにもキノコ類の特徴成分の一つとされる高分子多糖体のβ-グルカンが含まれています。β-グルカンは不溶性食物繊維の一種として扱われていますが、腸内の善玉菌を増やすなど水溶性食物繊維と重なるような働きも報告されている成分。食物繊維補給源として便秘予防に役立つだけではなく、腸内環境を整える働きも期待できます。
脂肪の吸収を防いでくれる
えのきには、キノコキトサンが含まれています。キノコキトサンは、βグルカンとキトサンの複合した成分で食物繊維の一種です。
食事で摂った脂肪の周りに薄い膜を張り、腸内で吸収されるのを防ぐ働きや、余分な脂肪をからめとり、便とともに体外に排出する効果があります。
また、腸内で脂肪を分解する酵素であるリパーゼの働きを抑え、血中に余分な脂肪が入るのを予防する効能もあります。
その結果、体内に脂肪が吸収されるのを防ぎ、内臓脂肪を減らすためダイエットに効果的と言われます。
貧血予防に
えのきは生100gあたり1.1mgと鉄分を豊富に含むキノコでもあります。1.1gと言われても分かりにくいですが、同グラムの鉄分含有量はクレソンやモロヘイヤとほぼ同等で、ブナシメジの約3倍近い量になります。鉄分だけではなく葉酸や亜鉛など造血に関わるビタミン・ミネラルも含まれていることから、エノキは貧血予防にも役立つ食材と考えられています。葉酸含有量については100gあたり75μg、茹でて調理した場合は30μgに減少するため豊富とは言い難いものの、料理への加えやすくバリエーションも多いので妊娠中の葉酸補給源サポートにもオススメです。
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